あらすじ紹介
未来視の少年×未来人の少女
多分、俺の席には未来人が座っていた。
数年前、不可解な現象に巻き込まれた果瀬春太郎(はせ・しゅんたろう)は、少し先の未来を見る力を得た。
その原因を知るために、未来型不可能事件(フィラデルフィア)と呼ばれる、いわゆるオカルトや都市伝説的な現象を調べる日々。
そんなある日、春太郎の目の前に、昨日まで存在していなかった少女が現れた。だが、クラスメイトの誰もがその違和感に気が付いていない。
東冬海(あずま・ふゆみ)と名乗ったその少女は、記憶のほとんどを失っていたが、特定の技術に関する知識を覚えていた。
それは、現代科学では証明しようがない超技術。そして、春太郎のもつ未来を見る力は、未来においてはある程度一般的な技術だったことが明かされる。
春太郎は自分の力の原因を知るため、冬海は春太郎の能力にもとの世界へと帰れる希望を見出して、二人は様々な不可思議現象を調査していく。
だが、特異点でしかない冬海の存在は、望まぬうちにハプニングを巻き起こし……。春太郎は究極の二択を迫られる……。
『トリニティセブン』『101番目の百物語』のサイトウケンジが送る、新感覚オカルティックエンタメ始動!
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みんなからのレビュー
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よっち
32数年前不可思議な現象に巻き込まれ、少し先の未来を見る力を得た春太郎が、本来自分であるはずの席に見知らぬ少女・冬海が座っているのに気づく物語。未来人の彼女に関わっていくうちにいないことになってしまった妹・静理を取り戻そうとするわけですが、一見クールに見える冬海は、春太郎の自己犠牲的な発想に殴らないと気が済まないとかで、時空を超えて有限実行してしまう人でしたね(苦笑)時空の理論がやや難解で、幼馴染・美星もいわくありそうな感じのまま終わりましたが、キャラの言動や距離感、物語全体の雰囲気はわりと自分好みでした。 続きを読む…
ネタバレあり -
とら
24早く読み終わることが出来た…しかしそれは、飛ばし飛ばし読んだからという理由に他ならないのであった。この作品に自分は何を求めていたのか分からないが、少なくとも、こうではなかったかなあ。先の展開が気にならなすぎて気になるところだけ止まって読んで…あとは要点っぽいところだけを注意して読んで、あとは流し読みである。あと思ったのが、これ、一冊でも良いと思うけど、せめてもっと分量とか頁数を増やしてもっと重圧な感じを出せば良かったのに…これじゃ中途半端すぎる。良かったところは、やはりキャラクターでしょうかねえ。 続きを読む…
ネタバレあり -
サキイカスルメ
12妹が天使。ある出来事から人の少し先の未来を見ることができるようになった春太郎と、未来から来た未確認未来少女冬海のお話。SFチックなお話なのですが、最後の方に怒涛の展開でちょっと理解が追いつかず……。静理が好きなので、中盤以降出番が激減して読み進むのに難が生じてしまったせいかな。主人公のシスコン春太郎や幼馴染美星、ツンデレ未来人冬海も好きなだけに普通にラブコメしてくれてたら、もっと楽しかったのかな、なんて。 続きを読む…
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るか
8妹キャラ好きサイトウケンジはぶれなかったけどジャンルが今までと違いSFで新しい。最後の怒涛の展開はちょっと1回読んだだけでは理解できてない自分がいます。いやもう1回読んでも理解できるのかわかりませんが・・・。その辺がちょっともやっとしますがキャラクターは相変わらず魅力的で良かった。個人的には冬海がイチオシです。ヒロイン陣は今までのサイトウケンジっぽくないので新鮮でした。しばらく置いてもう一回読んでみようかな・・・。 続きを読む…
ネタバレあり -
@わんだ。
8少し先の未来が見える主人公や、視界が色で見える妹、そして未来から来た記憶喪失の女の子が出てくるSF作品です。展開が駆け足気味で、あまりよく内容がわからないまま結末を迎えてしまった感じ。幼馴染の正体とか気になるところもたくさん残して終わってしまったのは残念。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2014/11/23
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定価652円(本体593円+税)
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ISBN9784094515220