あらすじ紹介
真理に近づくために、斗和は力を求める。
およそ二千年前、世界大災害が起こって多くの生命が死滅した。
そのときの影響で日本人の祖先に突然変異が起こり、いわゆる個人色と呼ばれる髪と瞳が様々な色彩を持つ今の日本人が生まれたとされる。
少なくとも、斗和はそのように教わっていた。
しかし、斗和は見えない壁の空間――クオリア界の存在を知った。人の魂を喰らう幻想生物がいることを知った。非物質の世界。認識と精神だけで構築された空間。それが実在するのなら、この世が五分前につくられた可能性も否定できない。そして神の存在も――。
水族館の惨劇から、二か月が過ぎていた。櫛灘学園に編入した斗和は、そこで従姉のかりも、さらには神悠言の少女たちと再会し、しばしの平穏が訪れたかに思えた。
だが、不条理は斗和に襲いかかり続ける――。
舞台はデパートへ。過去最大数の人喰いの化け物が跋扈する絶望のなか、あの少女の面影を感じさせる、魂を狩る幻想生物(ソウルテイカー)が姿を現す。
「──貫き届く刃の意志(ブリューナク)、発動」
斗和たちの生きる世界の真実が少しずつ明らかになる、パニックホラーの第5巻!
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みんなからのレビュー
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アウル
21今回は百貨店でパニックホラーと異能バトルが開幕。今回は1冊で収まっているがいろんな事が解りはじめ、3巻・4巻でやたらと無双していた山田再登場したり、寧々音が復活したりと大分動いた巻だったな。幼馴染のアイドルはヤンデレで能力も強かったが強すぎたのが仇となった感じやな、場を乱すといった点では良い働きしていた。主人公の鍵となる人物がどう影響を及ぼしていくのかな? 続きを読む…
ネタバレあり -
クロウ
17「ふははははははッ!ヒーローショーのバイトに、決まっているだろぉがああああッ!!」で笑ってしまったわ。今まででで一番好きかも。手探り状態で進んでいた1〜2巻から比べると、大きく成長した主人公。この物語の根幹である「生きる意味」他、情報が少しずつ開示されてきて……というところで今回はおしまい。山田再登場は嬉しいな。場をかき乱してくれる感じが素晴らしい。そして!なにより!赤峰復活!本当にありがとうございます!!最後の見開き絵をはじめとして、しらびさんの力も大きいな、という印象。しらびさん大好き。 続きを読む…
ネタバレあり -
水無月冬弥
16この話、本当に誰が生き残るかわからない。異能バトル化しているけど、あの殺人鬼以外は簡単に死にそうだし、死んでいるんだよなあ。しかし、アイドルの子の異能はなんだったんだろうか? 斗和もまだ何か力もっているようだし。ほんと、どうなるんだろう? 続きを読む…
ネタバレあり -
リプトン
13なんだこの表紙詐欺は!? 今回は百貨店でパニックホラーな異能バトルでした。山田様再登場は嬉しく、ほんとこの人インパクトあっていいキャラしてるなぁと改めて思いました。いつもより敵味方がはっきりしていなくて化物やキャラも多く登場人物達が入り乱れてる感じで、相変わらずの容赦のなさも相まって緊張感がありよかったです。まさか今回のヒロインが霜月とは思わなかったですが、ナイスツンデレ後輩キャラで可愛かったです。次で退場とかも普通にありそうで怖いですが…。寧々音復活や世界観も色々明かされつつあるので次も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
ゴローさん
12百貨店を舞台にした都心楼編。放課後編や水迷宮編とは違い1巻完結です。今まで謎だった各異能の特性、化け物の階級神悠言の実態、そして「彼ら」の目的などが次々と明かされていきます。いやしかし1巻完結とあって内容が濃かった…今回は残虐性より恥辱性の方が高かった気がするので耐性の無い方は注意!(自分は大好物です)あらすじを読んだ時点で戦々恐々としていたのですが寧々音がエロかった。後半山田様の独壇場とかしてましたがこれはこれであり。謎も少しずつ解けてきてそろそろクライマックスに向かってきてる気がしますねぇ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2014/06/23
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定価734円(本体667円+税)
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ISBN9784094514902