あらすじ紹介
「され竜」第二部へとつながる連作事件簿
エリダナでの激闘の末に多くの人々が死者となって去り、また多くの仲間を得て、攻性咒式士のガユスとギギナの事務所も変化していた。変わりゆく二人の上を通りすぎていった数々の事件と人々の記憶が蘇る―――。
火竜が、人に覇者の資格を問う。
老咒式士が巨人を操り、詐欺師が嘲笑う。
妻と若き男が手を取りあい、夫が復讐の念に燃える。
若き会計士が友のために走り、東方の侍が追撃してくる。
ついに王都にいるモルディーン枢機卿長の元に、龍皇国の守護者である十二人の翼将たちが招集され、巨人の軍勢が侵略を開始する。なぜか球場で白球をおっていく二人と、勝利の栄冠の行方は!?
使徒編をもって第一部の完結を迎えた『されど罪人は竜と踊る』。それに続いて、ガユスとギギナの連作事件簿が登場! 完全真説版としては初収録となる短編すべてに加筆改稿行い、さらに、第二部へとつながっていく書き下ろし新作も収録!
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みんなからのレビュー
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紅羽
7短編集。スニーカー文庫版で読んだものと新規書き下ろしが混在している為、結婚を決意して幸せ一杯な現在と、別れを決意してそれぞれ別々の道を行く天国と地獄のような状態が一冊で味わえます(笑)一番印象的なのは「白球を追って」。ガユスがジヴの家族に結婚の承諾を貰いに行ったはずが、まさかの白熱球技大会になるとは…。ジヴのお父さん、面倒くさいというより大人げないです。これ漫画かアニメで見たいお話だな。 続きを読む…
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木っ端みじんこ(感想は自分用メモ)
7【2014_044/★★】され竜新刊、ガガガ版の短編集。加筆や書き下ろしが入って本編大筋の流れの中の一部に入ってる感じですね。正直スニーカー版の記憶が曖昧になりつつあるので、また新たな気持ちで楽しめました。翼将は(いろんな意味で)人間離れしすぎててこの先本編での絡みがむしろ不安になってきます。白球は定番だけど良かった…!ヤークトーさんが可愛かった。そして皆さんが言うように第二章へ向けた絶望の布石にしか思えない…。うぅ。 続きを読む…
ネタバレあり -
霧屋
6これぞされ竜!な後味悪い短編に、十二翼将の愉快な探偵劇(笑)に、ガユスたちの白熱野球。一見イェスパーの方が常識人に見えるけど、実はベルドリトの方が…と見せかけて結局二人とも頭がアレな人だった。翼将の戦いはスケール大きくてワクワクしました。オキツグの「ほんと?それがし死なない?」には吹いたw常識が宇宙規模で破壊されていくキュラソーとクロプフェルにも吹いたw新たな仲間に囲まれていることに気付くガユスとキギナ。そしてさすがの魔女皇ジヴ様。明るい未来が見えるけど、そこからがくっと落とすのがされ竜ですよねー。 続きを読む…
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死屍発苦
6懐かしい作品群。禍歌は自分が初めて読んだ作品なのでようやく収録されしい。個人的に好きなのは泥と黄金の畔。いろいろされ竜らしさの詰まった短編だと思う。 続きを読む…
ネタバレあり -
よねはら
4『しあわせの後ろ姿』の「別世界の俺」という表現にはやや複雑な気持ちです。そうね、別世界ね。今回の見所は何と言っても翼将の活躍と野球勝負でしょうか。シザリオスの1人ドラ○ンボールの破壊力よ。彼らとガユス達がまたぶつかる時が恐ろしい一方で楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/12/23
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定価859円(本体781円+税)
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ISBN9784094514575