あらすじ紹介
天の国よりの使者!さようなら、天王洲君!
不幸数値のその尋常でない高さから、神々に「千年に一人の逸材」とまで言わしめた少年・東雲芽吹。
ところが、彼の不幸から生成される『金色の霞』の回収率は年を追うごとに右肩下がりに。このことに不満を持った神々は、東雲の回収者である天王洲に対してある決定を下した……。
今日も今日とて、惚れた女の子に告白→玉砕を繰り返す東雲の前に、新たな少女の神が降臨する。彼女の名はナナシ。東雲の金色の霞を回収する新たな担当者であることを告げた彼女は、大量の金色の霞を回収するべく、東雲に告白トライアスロンを強制する。
一方、ナナシが遣わされたことで、お払い箱となった天王洲。東雲をはじめ、天王洲と関わりを持つすべての人々から彼女の記憶が抹消されてしまった。失意の天王洲はひとり、東雲との思い出をたどりつつ、天の国へと帰る支度をするのだった……。はたして、二人の運命やいかに!
第7回小学館ライトノベル大賞審査員賞を受賞した『ノノメメ、ハートブレイク』の続編が登場! 日本一モテない男・東雲と、その相棒である神・天王洲の知られざる出会いが描かれる。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
みんなのデータ
-
0評価する
-
0読みたい
みんなからのレビュー
-
シュエパイ
16疎まれ、忘れられ、捨てられた神様の復讐劇に、あいかわらずなミツの彼でしたよ。あぁ、しかしこの神様たち、軒並み零落してふこうにならないかなぁ・・・(ギリギリ) ノノメメさんと彼の出会いの物語が、そして連なる復活までの物語が、良かった気がするのです。恵比寿様、これで少しはおとなしくなるのかな・・・むりか・・・ 続きを読む…
ネタバレあり -
Yobata
15振られ続けるミツである東雲の最近のミツの回収率が悪いとして新たな回収者が派遣される。新回収者ナナシと交代することになった天王洲は…。解決屋の解決話じゃなくて天王洲とのラブコメに完全に移行してたなw新回収者ナナシは無理矢理ミツを出させ東雲の体調など気にしない子で、そんなナナシに不快感を得るも結果が出てるので交代,天の国に帰ってしまう天王洲。本当素直じゃないねぇ〜w世界,記憶の改変が起こり始めるも断片で覚えてる東雲。今回は薬やっていつも以上に馬鹿だったけど天王洲との絆は確かなものだったんだね。→ 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
12前巻のコミカルな展開と直球な構成の真逆。 絶対的な神様たちの戯れに巻き込まれ、二転三転する展開。 運命は今作では重要な言葉で、神様の掌の上でしか抗うことが出来ない世界観なのが無常さを感じる。 どう思うかは自由だが、その境遇を作るのも嘆かれて救いの手をさしのべるのも神様なのだ。そしてその掌の上であることすら人間は気づけない。 名前も今作では重要だ。自らを定義する言葉を他者に与えられる。そこに人間の運命逆転にヒントがある。 これは非常にスタンダードな神話学アプローチに富んだシリーズなのかもしれない。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
11普通すぎるほどに普通といった感じでしょうか。今回は東雲と天王洲さんとの出会いを振り返りつつの普通のラブコメ回。今回で完結させるつもりなのかやたらと詰め込んだことでコメディ要素がかなり薄れてしまったかなぁといった感じです。ナナシの無理やりでひたすら女の子に告白して振られる展開が長かったからか不快感の方が強かったかなぁ。天王洲君とよりが戻ってめでたしめでたしという終り方にするにしてはよくわからない展開でした。次巻があるのか次回作なのかはわからないけどちょっと微妙だな 続きを読む…
ネタバレあり -
T.Y.
10新たな回収者・ナナシが訪れ、天王州君は天の国に送還の危機…。東雲と天王州の出会いのエピソード、および二人の絆の確認と、ストーリーの回収に終始した感があり、少し物足りない。ただ主題は明瞭、不幸な運命を知りつつ手が出せず、しかも人間の死後も行き続ける神にとって、人間に感情移入せず事務的に金色の霞を回収した方が良いと考えたくもなるが、共に生きる幸福は確かにある。悪意なく、いつも他者のために全力で、他者の想いを決して無碍にしない東雲は聖人君子のようになっているが、そんな彼だからこそ神に幸福を与えられるのだろう。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2013/10/23
-
定価628円(本体571円+税)
-
ISBN9784094514469