あらすじ紹介
セカイの危機に立ち向かうのも、業務内容。
――<特徴>半透明でぷにぷにしています。
――<ご安心ください>「つきたま」が、ごくたまに見えてしまう方もいらっしゃいますが、基本ぷにぷにしているだけで、人間に危害を加えることはありません。
……そう信じてきた。今までは。
これからだってそのはずだった。
お気楽公務員を目指して県の「つきたま」処理窓口に務めた俺の生活は、ここ数か月で激変した。俺の周りは、つきたまで奇跡を起こしたり、魔法を使ったり、国家の陰謀がちらついたり、さらにはつきたまで世界を終わらせようとしたり……。「あり得ない」出来事を信じて疑わない人ばかり。
常識を覆す出来事&トラブルばかりが起こるけど、まあ、現場にできることをやるしかない……よね?
無意味な存在が突然意味を持ち始めたとき、「お気楽公務員」でもヒーローになれるんです?
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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みんなからのレビュー
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サイバーパンツ
8ある人はつきたまを通して魔法を使い、ある人はつきたまを吸って音楽を完成させ、ある人はつきたまを支配のための道具に変えた。つきたまは無意味であるが、それゆえに「妄想」を具現化する「媒介」であった。無意味であるがゆえに意味が付与されるという矛盾した尽きることのない円環(たま)の中で右往左往しているうちに、私とあなたと世界の方向性は決まっていく。ならば最初からつきたまを信じ、その身を委ねた方が楽でしょう。「無意味という意味を認めた方が、人生は楽になる」とはそういうこと。 続きを読む…
ネタバレあり -
た〜
8女上司のデレ成分ほぼ消失。吸血女結局噛ませ犬にもなれず。基本的には面白いが色々物足りない所も多い。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
7最終巻にも関わらずよくわからんままだったなぁ。課長補佐が実力を発揮して外堀を埋めていく姿とか見たかったです。山もなければ落ちもなかった今作ですがある意味ぷにぷにしているだけのつきたまみたいで良かったといえば良かったのかもしれません。ゆるい展開を読みなんとなくほんわかするこの作品らしいかな。なんだかんだでリア充でしたね 続きを読む…
ネタバレあり -
藤崎
5なんだかよくわからない存在のなんだかよくわからないストーリー、3巻にして完結。結局どこまでもゆるくてぬるい展開のまま、何かが始まる前に終わっちゃった印象。そしてやはり高二病は中二病には勝てないとか、そんな感じで。人間関係もこれからがいい所で終わってるので、正直外堀をガツガツ埋める課長補佐の剛腕っぷりとか見てみたかったんですけどねぇ・・・そしてあとがき、いるかんのモデルになった人がいた・・・だと・・・と恐れ戦いてみたり。ともあれ、ことなかれ展開の先送りエンドみたいなノリですが、これはこれで悪くはなかったです 続きを読む…
ネタバレあり -
KUWAGATA
4変に公務員ということをプッシュしなければ、もう少し続けられたかもしれない。何だかんだで風当たりの強い職業の人間をどうしてまた主人公に持ってきたのか、特別ストーリー上も必然性がなかっただけに、惜しいなという印象です。最後ゆるいとはいえ戦いみたいな感じに持って行ったのも、この物語には少々そぐわなかったかなあ。もう少し日常寄りで、正体不明のつきたまとのふれあいの日々を描くような感じでも良かったと思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/09/23
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定価628円(本体571円+税)
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ISBN9784094514353