あらすじ紹介
あの凄惨な事件は始まりにすぎなかった。
――あの惨劇から、もう二週間が過ぎていた。
見えない壁によって学校に閉じ込められ、化け物たちに襲われるという凄惨な体験。多くの生徒たちが食い殺され、命を落とした。斗和は親友を失い、淡い恋心を抱いていた女の子までもが無惨な死を遂げた。だが、学校で死んだはずの生徒たちは昏睡状態に陥っていたのだ。
それを受け、斗和は『原因不明の昏睡状態になっている患者は、化け物のはびこる世界で死んだ人たちだ』と主張するも、誰も信じることはなかった。
自身の無力さを感じ、活力のない斗和。彼を元気づけようと、幼いころ仲の良かった天音側銀河と妹の一花は斗和を半ば強引に水族館に連れていく。
入場して、しばらくすると館内に絶叫が響き渡る。殺人鬼による殺人事件が起こったのだ。周囲が慌てふためいている、そのとき――ピィンと弦を弾くような耳鳴りがした。この耳鳴りが惨劇の始まりだということがわかるのは斗和だけだった……。
舞台は水族館へ。化け物と猟奇的殺人鬼を前に生き残りを懸けた戦いが再び始まる。衝撃の展開が続くパニックホラー作品の第3巻!!
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みんなからのレビュー
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ゴローさん
24水族館を舞台にした水迷宮編突入。化け物だけでなく殺人鬼も登場し斗和に襲い掛かります。放課後編では気にも止めなかった神悠言や超日本都市のフレーズがまた飛び出してきてあの空間に深く関係しているのではないかと思わざる負えません。銀河、一花、笠根木と今回は異能者多いなぁ、と思ったら一花がぁぁぁぁぁ!前半で既にSAN値が0になりましたがこれからの展開が全く予想出来ず最終的にどうなってしまうのか非常に気になります。 続きを読む…
ネタバレあり -
水無月冬弥
21赤月カケヤ先生(@kakeya_rapid)の #ラノベ 主人公は人間としては優秀なのに、絶望感が半端ないっすねえ。簡単に人や主要人物が死にそうでハラハラするのに、さらに殺人鬼までいるなんて……、どうすんだろう 続きを読む…
ネタバレあり -
リプトン
18今回は化物+殺人鬼とは…相変わらずのパニックホラーっぷりで登場人物たちが次々と死んでいき、この絶望的な状況の中での緊迫感がたまりませんね。1,2巻からヒロインだろうが親友だろうが死に容赦なかったので、この巻でもどこでどうなるか先が読めない中からの怒涛の展開で面白かったです。序盤の水族館に入るまでが少し退屈だったのと殺人鬼と鬼ごっこ要素が生かしきれてないかなと思ったりしましたが、それでも充分楽しめましたし、次巻も期待したいです。 続きを読む…
ネタバレあり -
yosa
15どこから切り取ってもピンチしかない、盛り上がりっぱなしの極端な構成は相変わらずで、そこにテンプレ的な萌えを無理矢理ぶち込んで、イラストで手に取った読者を奈落の底に叩き込むという、それこそ作中にある擬態のような容赦のない壊れたバランス感覚がとっても素敵です。でも緩急が無いから怖くはないよ。色々と気持ちは悪いけれど。登場人物や化け物の叫び声で行を稼ぐことが多く、コントみたいにも見える。パニックホラーというより、趣味の悪いお化け屋敷といった感じがしました。あと、銀河のイラストが可愛くて違和感を覚えた。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
15今回は水族館を舞台に繰り広げられるパニックホラー。今回も相当エグイな。山田が殺人鬼だったのはわかりやすかった。今巻のヒロイン銀河の異能が生存能力だけなら優秀だな代わりに周りの被害と自身のトラウマがネックすぎるが。妹の一花は本当に山田に殺されたのかな?異能で生きている可能性も捨てきれないがどうなのだろう?鬼の説明の時あやかしびとの九鬼耀鋼を思い出した。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/08/25
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784094514308