あらすじ紹介
わかりあうこと、それは生きるということ。
大垣内 歩は中学時代の経験から、新しく通う転校先の高校では努めて静かに、そして目立たず生きることを志していた。
そして配属されたのは、仲の良いクラス。なにしろクラスに掲げるスローガンは『皆仲良く』。高校生にもなってこれは変だな、と感じつつも静かに過ごしていた。
そんなある日の授業中、学校上空を覆う巨大な鉄の塊が出現し、どよめく生徒たち。それに思わず興奮した歩は元来の性格が出てしまい、クラスの完璧美少女・赤糸に馴れ馴れしく話しかけるが、明らかに不機嫌にさせてしまい悔やむ。
そしてその日の晩。歩の携帯電話に赤糸からの着信があり、驚きながらも通話ボタンを押した瞬間、歩は意識を失う。意識が戻ると、そこは高校の隣に併設してる巨大病院のようだった。
突然、頭に響く声に従い歩いていくと、病室の中にキグルミが置いてあった。そのキグルミは自分を『サイク』と名乗ると「早く自分を着てくれ、このままだと殺されてしまう」と訴えてきた――。
竹内 佑の最新作は「他者と分かり合うこと」それを知るための物語。
世界観に華を添えるイラストを担当するのは人気上昇中の出水ぽすか。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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みんなからのレビュー
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あなほりふくろう
18バトロワものの導入としては面白そうで、実際面白く読めたのだけど、あくまで導入という。続き物ならナンバリングしておけよ。それと帯にあったテーマめいたもの、本文を読んでいるうちはそういったものを感じ取ることができなかった。巻が進んであのときのあれは、となるのかもしれないけど今はまだちょっと。なんかこう、本文以外のところでイラッとさせられた1冊でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
ゴローさん
9『他者とわかりあうこと』と銘打たれていますが個人的にバトル要素が強いように思えました。建物の中に閉じ込められそこで殺し合いをさせられるってパターンは大好きです!キグルミそれぞれに特性があって面白い。しかし、キグルミを着ている状態で無いと効果が発揮しないとの事でそれを踏まえた戦いがいつか起こりそうで期待してます。しかし口絵でピエロとか他のキャラの壮絶なネタバレなのですが…今巻で出るならまだしも、これ完全に2巻のネタバレですよね。そこはもうちょっと配慮してほしかったです(´・ω・`) 続きを読む…
ネタバレあり -
シュエパイ
9ど、どうせならもっと可愛くてSAN値の低いキグルミがっっっ! サイクは、モンスターズインクのマイクのイメージで脳内補完しながら読みました。・・・キュクロプスでキュロ、とか名付けられてたら可愛かったろうになぁ 続きを読む…
ネタバレあり -
tartarous
9あとがきを読む感じ、作者が書きたかったのは「着ぐるみを使ったバトルもの」のようですね。着ぐるみ+バトルものというアイデアが先にあって、それを活かすためにデスゲームという舞台を用意したというところでしょうか。 しかし、私が読んで受けた印象は、デスゲームを書くにあたって、その要素として着ぐるみを取り入れた、というものでした。 この違いってのは結構致命的で、私は完全に不条理ゲームだと思って読み進めてしまったので、なんというかもう何もかもが甘々で中途半端に思えてしまいました。 続きを読む…
ネタバレあり -
nawade
8★★★☆☆ 異空間バトルロワイアル小説。せっかくキグルミを着てバトルをするんだけど見た目とのギャップ感とかもう少しシュールさを強調しても良かったと思う。「他者とわかりあうこと」がこの小説のテーマのようだが、この巻だけでは絶コミュニケーション状態で友人たちが何を考えているのか伺えない状態で終わっています。続きが気になりますが「最弱の支配者、とか。」の件もあるので続刊が出るか一抹の不安が。というかむしろ「最弱の支配者、とか。」の続きの方を読みたいんですけど。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/06/23
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定価628円(本体571円+税)
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ISBN9784094514186