あらすじ紹介
大人気敏腕ライター『中田ろみ子』登場!!
ペチペチペチペチ。
いつもなら気にも留めないキータッチの音が、今は耳にうっとうしいほどまとわりついてくる。自分が神経質なのは知ってるけど理由はそうじゃない。
二人の年上の女性に挟まれて、その真ん中でずっと沈黙に耐え続けているせいだ。
株式会社ソフトマシーン。その事務所の片隅にある本来なら一人で作業するその中に、三人の人間が肩を並べてる。右に、平栗さん。左に、中田
先生。いったいどういう罰ゲームだろう。
しまった、と思っておそるおそる中田先生の方に振り向く。――ほんのちょっと半目になるだけで、人の表情ってこんなにも冷たくなるんだ。そんなふうに、じとーっと中田先生は僕を見ていた。
「チッ……ろみ子からの質問。それは『あっ、また美しい中田先生がうるせーこと言いそう』の『あっ』? 『あったまくんなあ、いちいちこの美しい中田先生ったら小姑みたいによう』の『あっ』?」
ところで選択肢が二つあってどっちにも地雷が埋まってるのが見え見えなとき、人はどうしたらいいんだろう。
僕が、中田先生、そして平栗さんまでも巻き込み、シナリオリテイクをしている理由とは!?お仕事モード全開の第二巻!!
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みんなからのレビュー
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9うおおおおお予てから巷間で囁かれていた田中ロミオ美少女説に、ついにソースが付いた!? 内輪ネタ満載で、まちがいなく三十禁。これが2巻が出るくらいそこそこ捌けるというのは、ラノベ読者層ってやっぱそういう年齢構成なんかね? 話のほうはいい話なんだけれども、中途半端なところで終わってしまった印象。安定してシリーズ化できる見込みがあるからあえてということでしょうか? 続きを読む…
ネタバレあり -
椎名
4田中ロミオは金髪ロリ!繰り返す、田中ロミオは金髪ロリ!正直このネタのためだけに読んだシリーズだが、ラストの父親との対話は良かった。微妙な切り方をしてしまっているため三巻は出るのだろうが、父親が消えた今どう続けていくのかは不安が残る。とりあえずろみ子ちゃんが出るうちは買います。 続きを読む…
ネタバレあり -
いっしー
4え? 田・・・中・・・ろみ・・・え? 誰? 僕純粋だからヒロインのモデルが誰か考えもつかない! よく見るとヒロインが年上しかいない、愛が深すぎるゲーム作りラノベ第2弾。業界裏話も兼ねたキャラと設定紹介のような印象だった前巻に比べ、今回は確実にキャラの魅力を押し出してきていますね。平栗さんはぽんこつお姉ちゃん可愛いくて、去りゆく親父はカッコいい。この「去る」という言葉にとかく詩的な美しさを感じるのは僕だけでしょうか? できうることなら僕もこんな美しい表現の合う大往生を迎えたいものです。 続きを読む…
ネタバレあり -
ゆーいち
4親父が格好いいのは荒川工作品ではお約束。くそう、終盤の展開はいきなりがつんと殴られたような思いだったよ! さて、田中ロミオもといろみ子も登場してラブ分がやや増しになった2巻ですが、この物語はどちらかというと家族のお話として受け入れている自分なのです。父と子の縮まらない距離感を最後に一歩踏み込む忍の思いが泣ける。そして、父の力を借りず、一人前の仕事を課せられた主人公の本当の成長がここから始まるのですね。サブキャラも良い味出してますね。大人の関係をにおわせる、いなほさんマジいい女。忍の母の桜さんも素敵です。 続きを読む…
ネタバレあり -
柏葉
3興味深いし微笑ましいし泣けるエピソードもあるのだけれど、取って付けたような記憶が失われるという設定も含め、迷走している巻。表紙・帯に出てくる中田ろみ子は完全なる咬ませ犬で、本文中の出番は少ない。忍を主人公にするため、おっさんの消滅になんとか辻褄を合わせた巻に思える。ソフトマシーンの女性らの登場シーンはちょこっと、主人公が悩み、相談相手となった平栗さんのお姉さん度が大幅に上昇。私の中の株も上昇。 所謂ギャルゲーが好きで社会人経験があって、子供もいる人が一番共感できるんじゃなかろうか。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/05/22
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定価628円(本体571円+税)
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ISBN9784094514162