あらすじ紹介
愛憎入り交じる、生き残りを懸けた物語
「斗和くん、何読んでるの? 試験前なのに余裕だね」
人生最後の平穏の日。
人類が生態ピラミッドの頂点から転がり落ち、人間が捕食される側にまわった日の学園生活は、青葉萌由里のそんな言葉からはじまった――。
放課後、萌由里とその親友である赤峰寧々音から同時に別々の場所へ呼び出しを受けた。それが自分への告白であると気付いた斗和は、返事をするために移動を始める。
そのときだ。ピィンと弦を弾くような耳鳴りが聞こえ、世界が一瞬、暗転したように感じた。自身がどこか、高い所へ上っていくような錯覚を覚える。夢から覚めるときの感覚に似ているような気がした。
それは単なる錯覚だったのかもしれない。耳鳴りが消え去った後も、教室や自分自身にもなんら変化はなかった。
いや、何かが違う。どこかおかしいと思った。漠然とした不安が渦巻いているような気がする――そう、この予感は正しかったのだ。
第5回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞『キミとは致命的なズレがある』で異彩を放った赤月カケヤ、待望の新作!
イラストを担当するのは、表情豊かなキャラクター描写が好評のしらび。
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みんなからのレビュー
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海猫
53いわゆるパニックホラーでシチュエーションは抜群に魅力的なのだが語り手が異様に冷静なためいまいち恐怖やサスペンスを感じない。なんとなくそのへんに仕掛けや伏線的なものがあるような気もするのだが。次巻を読むまでは保留というとこか。 続きを読む…
ネタバレあり -
水無月冬弥
34赤月カケヤ先生(@kakeya_rapid)の #ラノベ。パニックムービー的な展開だけど、主人公がなんか特殊な訓練しているっぽい、一体何なんだろ? しかし、簡単に人が死んでいくよなあー 続きを読む…
ネタバレあり -
ゴローさん
34ゾクゾクしました。化け物達になす術もない生徒たち…生き残るためには仲間を見捨ててでも逃げなければならないのですが「死にたくない!」「人殺し!」と叫ぶ女子生徒の言葉が耳から離れない。萌由里に思いを寄せながらも心の距離が縮まってゆく斗和と寧々音。そして萌由里は…行き着き暇もない怒涛の展開で斗和達は生き残ることが出来るのか。2巻も続けて読んでいきます!! 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
23異形の生物が襲ってくるパニックホラー。人が恐怖にさらされたときの心理描写、行動原理が上手いと思った。最後の引きが凄く気になるところで終わったので続きが気になるな。 続きを読む…
ネタバレあり -
たく@ぼっち党員
21中の中。学校が舞台のパニックホラー。世界は近未来、異能もあるようなので、SFの要素もあり。胸糞悪い描写が多い。そのくせ、反撃はほとんどできていなく、鬱憤がたまるだけ。主人公がわざわざ助けにいった親友も、性格がくっそ悪い。胸糞悪いレベル。期待していただけに残念。続きが気になる終わり方だかなんだか知らんが、引きが気になるというより、どうでもいい終わり。1巻で下げるだけ下げてここまで盛り上がらない終わり方なんてのも初めてだ。評判が相当よくない限り、2巻を買う予定はない。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/03/24
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784094513974