あらすじ紹介
最終兵器の女の子と、神様のいなくなる日
――子供のころと同じ歩幅でいつまでも歩いていたら、大人の世界では置き去りにされちゃうよ――。
現実は私を優しく待ってくれはせずに、いつだって大事な者を奪っていくのだった。
ささみさんが新しい「家族」とともに過ごすつかの間の日常は、あっという間に終わりを告げる。
陰謀により脅威と化した日留女に対抗するべく、日本の神々は出雲に集まっていた。
そこで語られる、日本の神々に迫る「世界の終末」と、その対抗策とは。
そして、呪々が命がけで用意した「最終兵器」は、ささみさんにとって受け入れがたい存在だった……。
がんばらず、大人になりたくない(?)ささみさんを襲う「世代交代」。
人が祈りを捧げれば、科学でさえも神話になる。つまり、今度の神々は「宇宙人」!?
アニメ化も決定し、勢いを増すシリーズ第八弾。
イラストは小説『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』のイラストレーションをはじめ、アニメ『夏色キセキ』、ゲーム『アーシャのアトリエ 黄昏の大地の錬金術士』のキャラクター原案なども手掛ける左。
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みんなからのレビュー
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くろり - しろくろりちよ
30『三年生編(あるいは『月読日留女編』の前半戦)』。首領の陰謀によって神を喰らうブラックマリアとなった日留女(ひるめ)ちゃんに対抗すべく、全世界の神話は全力を投入した「兵器」を作る。ささみさんには突然妹ができて、素直に喜んでいたけれど…。今回は現代人があやふやな願いを託し信じている『科学神話』を利用し、宇宙人が敵…!?科学神話の行には、現代人には少なからず心辺りがあるはず。最後にさり気なく出て来たキュピちゃん(たまの友だち宇宙人)で和みます。きゃっきゃうふふだけれど、なんとなく哲学してる神話体系8冊目。 続きを読む…
ネタバレあり -
ソラ
28科学も宇宙もたしかに”神話”と言えるかなぁ。科学的に説明できれば何でも信じてしまうところは神話的な側面かもしれない。それにしても話がとても壮大になってき当初とは遠いところまで来たなぁって感じ 続きを読む…
ネタバレあり -
KUWAGATA
28古来からの信仰されてきた神々の名が忘れられ、代わって科学が信仰されるようになる。それはある側面ではその通りかもしれないけれど、宇宙人はどちらかというと科学というよりオカルト信仰だろう…。話は壮大に広がっていきながらも、クライマックスに向けて徐々に収束していってるようにも思えます。願わくば、皆が幸せになるような最後を迎えてほしいですね。口絵のささみさん母娘の思い出話は、ちょっと胸が熱くなってしまいました。 続きを読む…
ネタバレあり -
Yobata
20闇の聖母・ブラックマリアとして生まれ変わってしまった日留女は神々をどんどん捕食していった。そんな危機を察知した残りの神々は、同じ捕食能力を持つ対抗兵器を作ることによってパワーバランスを保とうとしていた。しかしそれすらも計算の内に入れていた首領の手により歯車が狂わされていく。なんと鎖々美たちの前に宇宙人が現れる。首領の悪意によって汚染されていく世界で、産まれたばかりの鎖々美の妹・るるなはどのような役割を持つのか?そして宇宙人の目的とは?今回は科学神話。神話はあまり知らないから、いつも神話の部分は→ 続きを読む…
ネタバレあり -
baboocon
15ささみさんに妹ができた!?神臣の自分に対するが如くるるなを猫かわいがりするささみさんだが、るるなちゃんの様子はどこか不自然で…。世界中の神々はラスボス・日留女への対抗策を話し合い、対抗兵器を用意するが…?宇宙人というのが人々が存在を信じ祈りを託すことで生み出された信仰対象というのは面白い解釈だけれど、それすらも利用しようとする悪意が恐ろしい。世界の終末を防ごうとする神々の思惑と人間の処遇、それに抗おうとするささみさんや情雨、邪神姉妹たち。母・呪々を喪い、幼年期に別れを告げたささみさんはがんばっていた。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2012/06/24
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定価734円(本体667円+税)
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ISBN9784094513479