とある飛空士への夜想曲 上
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とある飛空士への夜想曲 上

「海猫を墜とせ」――帝政天ツ上撃墜王、千々石武夫が唯一敗北を喫した相手、海猫。千々石は激戦の空に宿敵の姿を求め彷徨う。幾つもの戦場を渡るその翼には、常にひとりの少女の「歌」があった……。
犬村小六 (著) / 森沢晴行 (イラスト)
シリーズ:飛空士(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

新たに紡がれる恋と空戦の物語、見参!

「海猫を墜とせ」

――天ツ上(あまつかみ)海軍撃墜王、千々石武夫(ちぢわ・たけお)飛空中尉に下されたその命令が、すべての始まりだった。
独断専行により海猫に一騎打ちを仕掛け、敗れた千々石は、再戦を胸に秘めていくつもの空戦場を渡る。
「空が選ぶのはお前ではない、おれだ」
「空の王はどちらか、決めよう」
激情の赴くまま撃墜を重ねる千々石の背後には、常に謎の国民的歌手、水守美空(みずもり・みく)の影が見え隠れする。千々石が片時も手放さないレコードに込められた想いとは……。
『とある飛空士への追憶』の舞台となった中央海戦争の顛末を描く、新たなる恋と空戦の物語。上下巻で登場!

『新世紀エンタメ白書2009』ブックランキング1位、2008年Amazonエディターランキング1位、2008年Amazon売り上げランキング6位、2009大学読書人大賞2位など、すばらしい評価を受け続け、ついに映画化・単行本化もされる『とある飛空士への追憶』のスピンオフ作品!

【編集担当からのおすすめ情報】
2011年秋、公開!! アニメ制作は、『サマーウォーズ』『ブラック・ラグーン』など
で名高いマッドハウス!
劇場版『とある飛空士への追憶』公式サイト
http://www.hikuushi-tsuioku.com/
「ゲッサン」にて感動の終幕を迎えた、小川麻衣子先生が描くもうひとつの「追憶」。コミックス発売中!
http://www.shogakukan.co.jp/yomi/author/_author_1424
『とある飛空士への恋歌』(全5巻)のPV公開中!
ガガガチャンネル
http://gagaga-lululu.jp/gagaga/gagagachannel/

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みんなからのレビュー

  • 海猫

    上巻は発売日に買っていたが一気読みしようと今までとっておいた。恋歌よりこちらの方が直接的な続編的性格が強いように思う。ラストも見事な引き。下巻で千々岩対海猫の空戦リベンジマッチが描かれるのは必至なのでそのへん大いに期待したい。近々追憶劇場アニメの試写会にも行く予定なのでそちらも楽しみにしている。 続きを読む…

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  • まりも

    「海猫」のライバル「ビーグル」こと千々石さんが主役の物語。天ツ上とレヴァームの国力差や民族性が大東亜戦争中の大日本帝国とアメリカにそっくりな点はどうかと思いましたが、迫力のある空戦や切ない恋模様は最高に素晴らしかったです。千々石の事を一途に想い続けるユキと彼女を大切に想いながらも、「海猫」への執着から離れる事が出来ない為に彼女を突き放す千々石の愚直なまでの男らしさ読んでいて寂しくなりました。二人には幸せになって貰いたいけど、この作品は悲恋が基本だからなぁ…。「海猫」との再戦も含め次巻も楽しみです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    追憶でシャルルとファナの前に立ちはだかった天ツ上海軍パイロット・千々石武夫の物語。両親の死から炭坑夫として働いていた少年時代にユキと出会い、それぞれ飛行士と歌手を目指すことを誓い合った二人。そして国民的歌手となって会いに来たユキと二人で果たした約束。内心今でも彼女を変わらずかけがえのない存在だと思いながら、海猫との因縁に執着するあまり突き放してしまった千々石の愚直さがもどかしいです。。。レヴァーム側で復活を待つライバル海猫との再戦の日もいずれ訪れそうな状況ですが、ユキとの今後がどうなるかも気になりますね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • あっか

    再読。1作目「追憶」に登場した敵国のビーグル(千々和)側視点のお話です。追憶の少し後の話で、レヴァームと天ツ上との戦争の行く末がどうなったか?海猫とビーグルの再戦はどうなったか?などが描かれていきます。追憶では憎っくき敵だった天ツ上の事情、ファナやシャルルがいレヴァーム…などの裏事情が分かってくると、本当空戦の描写が悲しいなあ…戦争の行く末、海猫vs.ビーグルの再戦、千々和とユキの関係など気になることいっぱいで下巻に進みます。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 異世界西郷さん

    【第2次犬村小六強化月間その1】飛空士とお姫様の逃避行を描いた『追憶』のその後をライバルの視点から描くスピンオフ上巻。空に取り憑かれ、“海猫”との再戦を夢見る千々石の静かで、それでいて熱い想いが伝わってきて読みながら自身の胸の内がたぎってくる想いがしました。千々石もユキもお互いをあんなにも大切に、愛おしく想っているのに(想っているがゆえに)すれ違う様は甘酸っぱさともどかしさを感じて悶絶してしまいました。海戦のシーンも「よもや、あの海戦の二の舞か!?」と思いハラハラしながら一気読みでした。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2011/07/25
  • 定価
    628円(本体571円+税)
  • ISBN
    9784094512854

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