あらすじ紹介
級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕
「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」
現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。
しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに遭遇することになる。
ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることになった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、とんでもない光景に出くわす。
それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、とんでもないコミュニティだった――。
『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで青春の暗部を抉り出す。
イラストは本作でライトノベル初挑戦となるsaitom。
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みんなからのレビュー
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とら
43「これはゾンビですか?」「アイアムアヒーロー」「LEFT 4 DEAD」「THE HOUSE OF THE DEAD」「デッドライジング」「屍者の帝国」「バイオハザード」「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」「高慢と偏見とゾンビ」「DAWN OF THE DEAD」全部、章のタイトルです(笑)しかも何故だか、章の内容にぴったり合ってる。これも技量の成せる技。大樹さんの作品は『ほうかごのロケッティア』とか『ぼくらの』とか読みたかったけど最初これになってしまった。ちょっと印象と違ったけど面白かった。 続きを読む…
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ノスケ
16作者はゾンビ大好きなんだなぁ。ゾンビと戦う学園モノを期待していたのに、本文で全否定される画期的な内容。なるほど、ゾンビ愛によりそこに行き着くのか。丹咲がただのギャルゲ要員になってるのが残念。 続きを読む…
ネタバレあり -
shin
13ゾンビ映画マニアで高校の教室内階級の底辺にいる丈二が、夏季合宿で訪れた島で突如発生したゾンビ相手に級友と共に生き残るためのサバイバルへ…というお話。ゾンビを引き立て役に教室内階級が崩壊し状況が一変する感覚と、立場や行動が変わっていく登場人物達の揺れ動きは痛快で、女の子のエロさ含めどこか後ろ暗くもある不思議な面白さでした。ヒーロー願望やゾンビが現れる事を夢想する丈二が非日常の先に見たのは希望であり絶望でもあったけれど、自分を取り巻く日常も悪くないと認識できる何かに出会えることが大切かもと思えたお話でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
割れたオカリナ
12毎日ゾンビが現れることを願う主人公 そんな中合宿のための来た島でいきなりゾンビが出現し始めた、主人公の望んでいた展開だが何かが違った、そしてモールに篭城と危機的展開に、彼らは生き残れるのか ゾンビでモールに篭城なんて定番ですね、しかしその定番がいい! でもやっぱり恐怖で纏まった帝国なんて長続きしないものですよね 追い込まれた時の極限心理みたいなのとかゾンビの心理みたいなのが楽しめてよかったな 続きを読む…
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星野流人
12ノーパンで性格ブスないずなたん可愛いよいずなたん。ゾンビ物映画等の知識が盛りだくさんで作られた1冊。離れ小島に突如現れたゾンビたちと、たまたま島に来ていた学生たちの生き残りを賭けた物語。ゾンビ物とはいってもメインはゾンビというよりかは、教室内カーストを描き出したもの。シーンとシーンとの繋ぎが粗かったりと細かい点で目につく部分も多いが、クライマックスにはしっかりと盛り上げてくれるし、おもしろい作品。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2011/06/22
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784094512779