あらすじ紹介
王道スカイ・オペラ、堂々完結!
「行きましょう。我々の戦場へ」
空の一族との交渉権、全権を委任され、空族飛空要塞に赴いたイスラ外務長アメリア・セルバンテス。神聖レヴァーム王国からもたらされた情報では、聖泉への侵入者を例外なく排除してきた空の一族自ら交渉を求めてくることは、至極稀なことだという。双方共に多くの犠牲を出し、戦力を失い、結果要求されたのはただひとつ。風呼びの少女ニナ・ヴィエントの身柄だった。
そんな情報を得つつも、無力に夜空を見あげることしかできないカルエル。彼女はイスラの管区長、代表であり、カルエルは一介の飛空科生徒。この大事な時期に会うことなど不可能に思われた。しかし、休戦協定案がまとまったその日、ある人物のおかげで、カルエルは千載一遇の機会を得る。30分後に出立する彼女に、カルエルは告げる。
「このまま逃げよう、ふたりで。空の果てまで」
かつての力を取り戻し、愛すべき人を救った風呼びの少女。革命によりすべてを失い、かけがえのない生を得た元皇子。ふたりの選ぶ道、未来は……。
そしてイスラは、空の果てにたどり着く。
王道スカイ・オペラ「飛空士」シリーズ最新作「恋歌」、堂々の完結!!
【編集担当からのおすすめ情報】
『新世紀エンタメ白書2009』ブックランキング1位、2008年 Amazonエディターランキング1位、2008年Amazon売り上げランキング6位、2009大学読書人大賞2位。アニメ映画制作進行中の『とある飛空士への追憶』と世界観を同一にする「飛空士」シリーズ最新作「恋歌」、ついに完結。いまだかつてない感動をあなたに!
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みんなからのレビュー
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まりも
83恋と空戦の青春学園小説完結編。イスラでの長い旅路に終わりが来る…な話。空の一族の元へ赴く事になったニナと交わした約束、空の果てを仲間と共に眺めるシーン、帰国に演説と最終巻ならではの見せ場の連続で大変満足しました。その中でも特に印象に残ったのはアリエルの歌えない恋歌でしょうか。義妹と言う立ち位置だからこその切なさと美しさがあり非常に良かったです。チハルがミツオの故郷を訪れるシーンも良かったし、この作品はやっぱりサブキャラの方が好きだな。カルエル、クレアには幸せな未来を掴んでほしいですね。続編も期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
海猫
78壮大に広げた風呂敷を丁寧に折り畳む美しいエピローグ。ロマンと余韻ので残る理想的閉幕を迎えた。 続きを読む…
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とら
76完結。大団円。これ以上余談は必要無い程に完成されている。5巻よりも少なくても多くでも駄目。5巻ではないとこの物語は終われなかった。そう、この物語は、この物語の目的は―「世界の果て」を見つけることだったのだ。もちろん戦闘をしに行ったわけでは無い。ただ本当の冒険者なら、「世界の果て」の…”更に果て”を知りたくなるもんじゃないか?(個人的に気になるだけです笑)この『恋歌』は『追憶』を薄く伸ばして5巻に割り振った様な構成をしていると思う。起承転結。次の飛空士の物語はどうなるのだろう?もう世界の構造は分かったけど。 続きを読む…
ネタバレあり -
あっか
68恋歌シリーズ完結巻。盛り上がり最高潮!という感じで、時々小休憩しつつもずーっと興奮冷めやらぬ巻です。特に世界の果て、イスラの行く末は行数を費やした表現が本当に美しく感動しました。そしてイグナシオが大好きに。笑 ここで物語を終わらせるというのが心憎いっ!にしてもアリー…切ない…多分カルにも思いの残滓のようなものはあって、何か言ったらそれが決壊しちゃうからあえて何も言わせなかったのかな…と。クレアよりよっぽどお嫁さんにしたいNo1ですよ!(超個人的意見)本当良いシリーズです。次回の夜想曲も好き。再読します! 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
67イスラ側と空の一族が交渉を重ねた結果、空の一族の元に赴くことになったクレア。イグナシオの手引きで最後に出会えた二人、そして交わした約束。この巻を読むまでは、このお話もまた追憶同様、美しい別れとして終わる物語だと思っていたのですが、そこからイスラの最後の旅と乗組員たちの帰還、そしてクレアとの約束を胸に成長したカルエルが重大な決意表明を行い、彼女を取り戻すために再び旅立つエピローグがとても良かったです。恋の歌を歌えなかったアリエルの想いにはしんみりしてしまいましたが、いつかまた二人が出会える未来を期待します。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2011/01/23
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定価692円(本体629円+税)
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ISBN9784094512489