あらすじ紹介
少女アナピヤの悲劇、怒濤破滅の終着へ!
自らの強大な咒力に翻弄される謎の美少女アナピヤ。彼女を巡る死闘の末、ガユス、ギギナら一行は、ついに全てが始まった悪魔の巣くう場所・死都メトレーヤに到達する。しかしそれを追い、アナピヤを狙う賞金首の咒式士たちが圧倒的攻撃を仕掛ける。ドラッケン殺しのユラヴィカはギギナとの決着を渇望し迫る。さらに咒式犯罪を追う武装査問官たちが現れ、〈長命竜〉ムブロフスカに〈ベギンレイムの尻尾〉と呼ばれる邪悪な研究者たちが暗躍。かつて角川スニーカー文庫版で語られた物語、その全てを眺めたていた大賢者ヨーカーンは今回の‘二回目の悲劇’を予言し、悲劇の演者たるアナピヤ、ジヴーニャに接触する!――愛を巡る‘二回目の悲劇’がついに完結。アナピヤの絶対的絶望とは何だったのか? アナピヤの愛に応えようとするガユスがやがて知る真の地獄とは? この物語を経た後の「されど罪人は竜と踊る」シリーズは、決して引き返すことのできない悲しみの道を突き進むこととなる!!
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みんなからのレビュー
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ニック肉食
6アナピヤ編下巻。重すぎるし、グロすぎる。いや、長編が基本的にえげつない事はわかっていたんですが、精神がガリガリ削られました。もうアナピヤが可哀想で仕方なかった。で、下巻として凄かったのは上巻の納得できなかった点などもしっかり伏線になっていた事です。なんかもう色々まさかまさかの展開だったので、長編としての完成度は高かった思います。 続きを読む…
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ひのえ
5再読。アナピヤ編後半は特に好き。流石にこのグロ鬱展開にも慣れたが、それでも結構抉られる。十一章「死すら希求するほどに苦しんだことがないのなら、あなたの言葉は誰にも届かない。自らの命を投げだしてもよいほどに人を愛したことがないなら、あなたは本当に生きたことがない。」アナピヤは、立派に生きていた。 続きを読む…
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有無(ari-nashi)
4無意識のうちに、やり直しの世界なら幸せになれるのではと思っていたけれど、まったく同じ結末になり驚いた。アナピアが結果が判っていながらも選んだ、「なりたい自分」のための選択ならば、避けてはいけない結末だったのか。 続きを読む…
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紅羽
3や…やっと読了出来た。凄いよ自分。思わずそう褒めたくなるくらいこの巻は精神ダメージが強い話でした。スニーカー文庫版を読んだ当時もかなり精神ごっそり削られました。それでも読んでしまうのは、やっぱりガユスとギギナが好きだからでしょうか。何だか凄いシーンを斜め読みしている中、やけにギギナがヒルルカ姫ばかり気遣っている描写ばかり印象に残りました。凄まじいくらいの家具ラヴ(笑)ジヴとクエロの会話はちょっと別の意味で怖かったです。 続きを読む…
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死屍発苦
3人は自分が望んだものを見ようとする……こんな話を聞き高校生だった自分は分かった気になっていた。この旧作版作品を読んである場面でそのことを実感した。こんかいは展開を知っていたからそんなことはなかったがだからと言ってダメージが減るわけでなし。キツイ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2009/10/25
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定価796円(本体724円+税)
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ISBN9784094511659