あらすじ紹介
短編集第2弾は文庫未収録エピソード満載!
竜と人が生きる世界の片隅、エリダナの街を今日もガユスとギギナが疾走する。完全真説版第六弾は、失われた物語たち。今は亡き親友の墓標に語りかけるガユス(「序章」)。かつて〈古き巨人〉が作ったといわれる、エリダナの地下に広がる大迷宮(「迷い路」)。引きこもりの少年、自らの幼い性を粗末にする少女…予備校講師ガユスの生徒達の行き場のない数々の想い(「青の日射しに灼かれて」)。猟奇殺人の容疑者と被害者遺族との解決不能の葛藤(「尾を喰らう蛇」)。悲しみを背負いきれず自己から逃げ出した雨の訪問者とガユスの彷徨(「雨にさらして」)。以上四編は、かつて雑誌「スニーカー」に掲載された幻のエピソード。今回加筆完成され文庫本初収録となった。
残る二編は、大人気キャラ‘竹を割ったド直球純情男’イーギーの青春と、美しく謎めいた嗜虐の女王パンハイマ(「青嵐」)。かつて同じ職場で先輩OLと後輩の仲(しかも犬猿の仲!)であった、ガユスの恋人ジヴーニャとイーギーの想い人ジャベイラが、激しく罵りあう女の舌戦(「優しく哀しいくちびる」)。完全書き下ろしおまけ短編(ジヴーニャの健康?なお色気が爆発)も必読!!
みんなのデータ
-
0評価する
-
0読みたい
みんなからのレビュー
-
ymartak
15前巻に続きの幕間的短編集だが安定の面白さは継続。ラノベ他シリーズを色々開拓しても、結局この作品の魅力とは比較にならない別格の作品。甘めの作品がちょっと苦手だという方にもお勧め出来るので、もっと多くの人に手に取ってもらいたい。 続きを読む…
ネタバレあり -
茅瀬
7前巻よりシリアスな話が多かった為、好みでした。もしかするとサレ竜に関してはシリアスめな短編が一番好きかもしれない。魔法少女ジャベイラを生ぬるい気持ちで読みながら、この後アナピヤ編か・・・と作者の緩急つけたクレイジーさについていけない思いが深まりました(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
ニック肉食
4長編よりは重くない短編集。チョロチョロと重い話もあるんだけど、意外と明るい話もあったり。個人的にはラルゴンキン事務所の皆で「禍つ式」と闘う話が今までと毛色が違って面白かった。最後の短編はもう悪ノリのし過ぎで笑ったが、なんか最後に不穏な空気が流れたのが物凄い不安。次巻が怖い。ジヴーニャが死にそう。それと連続殺人犯だったりパンハイムが黒幕だったりの話は解決していないのだが、いいのだろうか。もしかして伏線?とりあえず面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
ササキアンヨ
3ちょっとだけシリアスになった気がする。ガユスと関わるとみんな不運になるよね。疫病神。短編集で長編より読みやすくて助かった。現時点でも誰が罪人なのかわからない。 続きを読む…
ネタバレあり -
グリンタ
3アンハッピーな雰囲気に中毒になりそうな。 今回もどことなくやるせない短編集にはまり込んでいく。ただ黒ジウとこれはあかんだろうと思ってしまうガウスに幸あれと楽しく終われたことに感謝。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2009/04/22
-
定価755円(本体686円+税)
-
ISBN9784094511321