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みんなからのレビュー
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あかふく
5「設定安部公房じゃん」って読んだら本当に安部公房だった。朝起きたら「俺」が「俺の携帯電話」になってしまう、という話。更に、もう一人の変身してしまったカブトムシである「ザム」、つまりグレゴール・ザムザがいてカフカにもなる。少々引っかかる「と、思った」が相手に伝わってしまう状態はやっぱりカフカ的だし、安部公房はカフカの影響下にあったわけで、安部公房に近づき、またマリアの研究が人間をデータ化してしまうというある種チャペック的な問題を含む研究であることも安部公房へ近づく。 続きを読む…
ネタバレあり -
柏葉
3朝起きたら携帯電話になってしまった「俺」が淡々と日常を過ごす話かと思ったら、魔術師が登場したり戦ったりと意外とファンタジーな話だった。 どこを目指しているのかよく分からない話。かろうじて言うのならば木村心一「これはゾンビですか?」に近いか。主義主張はなく、キャラクターと設定でなぜか読ませようとする。その読ませるという意味も、素晴らしいから読んでしまうということではなく、なぜか読んでしまうという方。どこが魅力なのだろうか。謎。 続きを読む…
ネタバレあり -
彼方
2無作為抽出恋愛遊戯の作者さんのデビュー作。話は起きたら自分が自分の携帯電話なっていたというストレートなもの、読んだことはありませんが有名なカフカのパロディでしょうか、キャラクターも登場していますし。イラスト内容共に中々楽しめましたが携帯になってしまったのに焦りも薄く長々と思考する主人公のせいでちょっと読みにくかったかな。色々結末は投げやりでしたが文体のおかげかあまり気になりませんでした、どう完結するのかは気になりますし次巻も読んでみようと思います。それより無作為抽出恋愛遊戯の続きを出してほしいですが…。 続きを読む…
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清梢
2設定は良い。ザムザも含め、活かしきれていなくて残念。 続きを読む…
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ジャン
2主人公が携帯電話になる、という設定は面白かったけど、途中から話が完全に変わってしまい、前半、後半別々の話になっていた。オチも結局何も解決しないままでなんかすっきりしない。文章表現は何気に良かった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2007/06/24
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定価628円(本体571円+税)
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ISBN9784094510119