ストライクフォール 2
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ストライクフォール 2

史上、類を見ない“ルール違反”。雄星は処分決定を待つ間、二軍練習場に送られる。そこで出会ったのは、無数の敵意と、たったひとりの味方だった。――暴動と喧噪の中心で、鷹森雄星の新たな挑戦の日々が始まる。
長谷敏司 (著) / 筑波マサヒロ (イラスト)
シリーズ:ストライクフォール(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

競うことは、争うことなのか。

史上、類を見ない“ルール違反”。
雄星は処分決定を待つ間、二軍練習場へと送られる。

前代未聞のスキャンダルを起こした異邦人に、選手たちはただただ冷たかった。無数の敵意にさらされる雄星に、二軍監督、ユウキ・プラバッキーは告げる。

「ここの連中がお前に冷たいのは、弟のことだけでも、ペナルティのことだけでもねえよ。みんな、パワーの時代が怖いのさ。おまえはストライクフォールの次の時代そのものだからな」

あの日、雄星のもたらした慣性制御技術は、ストライクフォールをまったく別の競技に変えてしまったのだ。

「おまえに残された道は、二つだ。時代を殺した男として恨まれながら勝者になるか、それとも、誰かがそうした勝者として栄光を掴むのを、指をくわえて見ているかだ」

同じく懲罰で試合機会を奪われたアデーレ。
ストライクシェルの整備を学びはじめた環。
みな、大切なものを失った傷を抱えながら、新たな戦いを始めている。
なら――俺は。
めまぐるしく変化する世界、「戦争」と「競技」の狭間で。
雄星は、ストライクフォールともう一度向き合う。

兄弟の憧れを、答えをこの手に“掴む”ために。

SF界の俊英が放つ疾走スペースグラフィティ、待望の第2弾!!

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みんなからのレビュー

  • まりも

    待ちに待った最新刊。史上類を見ないルール違反を犯した雄星。運営の協議の結果、雄星は二軍練習場に送り込まれることになる話。なるほど、ここまでがプロローグでしたか。ストライクフォールの新たな時代そのものとなる雄星の活躍、仲間達との出会いや確執、そしてストライクフォールという競技そのものの意味と、今回は雄星がプロとして羽ばたくまでを描いているだけあって、非常に読み応えのある内容になってましたね。未来へ向かって歩く姿はとてもカッコ良かったです。恋模様含め今後の展開が楽しみだし、続きを早く読みたいな。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • S.T.

    面白かった!1巻では物語の熱さに隠れてたけど、地球連合軍とかなんとか会戦とかガチで戦後だったんだなあ。様々な思惑の元シルバーハンズの二軍入りをした雄星。殴り合い(比喩ではない)をしながらも上を目指すものの、熱さとは裏腹にすぐには結果が出ないところがリアル。結局雄星を引き上げたのはチル・ウエポンの耐性という“才能”。本人も喜びつつもこれで良かったのかとの疑問を持ってるのが良いね。この点は今後も丁寧に描いて欲しい。終盤では再び陰謀が襲ってきたけど、これを“スポーツ”で撃退したのが熱かった!3巻は早めで頼むよ! 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    史上類を見ないルール違反で、契約こそしたものの処分決定を待つ間二軍へと送られる雄星。前代未聞のスキャンダルを起こした異邦人に選手たちはただただ冷たく、無数の敵意にさらされる第二弾。ストライクフォールを別の競技に変えてしまった雄星の慣性制御技術の衝撃。一方で孤立し基本もなっていないがために二軍の中でも活躍できない現実。葛藤しながらも新しい戦いを始める周囲に触発され、もう一度向き合うようになった雄星が出したひとつの答え。競技も転換期を迎えて彼を巡る人間関係を含めて物語としてもここからですね。次巻が楽しみです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • まるぼろ

    前巻にて死んだ英俊に成りすまして試合に参加した結果、ストライクフォールに置ける重大な違反と人類初の慣性制御飛行という功罪の結果、シルバーハンズの二軍からスタートする事になった雄星だが…と言うお話。今巻も面白かったです。雄星がクエスター・アサルトを与えられてからは前向きに話が進んでいただけに、レイカのあの行動には呆然としました。ですが、そんなレイカ達が仕掛けた「戦争」を文字通り力押しであれストライクフォールと言う「スポーツ」のままに事態を収めたのは良かったな、と。ですが問題は根深そうで…次巻も楽しみです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    二軍の練習場に送られる中、戦争と競技の狭間で迷い見つめ、歩き出す今巻。―――戦争ではなく競技として。もう一度、歩き出す。転換期を迎える競技、そして変わりだす世界。そんな中で新たな仲間達と出会い、競技に向き合い雄星が答えを抱えて歩き出す今巻は、壮大な序章の後編という事もあり雄星がプロとして、黒を纏い歩き出すまでが静かに、だがとても凄まじい熱量を込めて描かれており、夢を問い、再び夢を抱えて歩き出す少年の姿がとても眩しいものとなっている。変わり始める世界の中、雄星は時代の魁になれるのか。 次巻も楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2017/03/17
  • 定価
    652円(本体593円+税)
  • ISBN
    9784094516647

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