あらすじ紹介
「とりあえず吾妻の中で、わたしを可愛さピラミッドの頂点に設定するといいよ。そうすればわたしを通して“可愛い”がわかる」「瀬川を可愛さピラミッドの頂点に設定すると、具体的にどうなるんだ?」「わたしに似てれば似てるものほど、吾妻は可愛いと認識しだすよ」「じゃあ、電卓とかも可愛く見えんのかな」「ちょっと待って。吾妻の中でわたし、電卓なわけ?」そして今日も公園で、高校生の何気ない日常が紡ぎ出される――。
瀬川エリカと俺、吾妻千里は昔からの幼馴染みだ。
小学校でも中学でも、そして高校でも、瀬川と俺は、公園で遊ぶ。
ダベったり、野球をしたり、走り回ったり、ちょっと喧嘩したり。
「とりあえず吾妻の中で、わたしを可愛さピラミッドの頂点に設定するといいよ。そうすればわたしを通して“可愛い”がわかる」
「瀬川を可愛さピラミッドの頂点に設定すると、具体的にどうなるんだ?」
「わたしに似てれば似てるものほど、吾妻は可愛いと認識しだすよ」
「じゃあ、電卓とかも可愛く見えんのかな」
「ちょっと待って。吾妻の中でわたし、電卓なわけ?」
そして今日も公園で、高校生の何気ない日常が紡ぎ出される――。
みんなからのレビュー
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ami*15
59確かにタイトル通りのお話だなと思いました(笑)。一見どこかにありそうな日常ではあるけど、それがあえて物語としての面白さを引き出しているかのようでした。何気ない日常こそが面白いものに見えるのかもしれないし、吾妻たちの賑やかな日常に私も憧れた。話がもう少し長くても良かったかな〜と個人的には思う点もあったけど、ひとつひとつのエピソードが比較的短いのでわりと何も考えないで楽しめたところやパンチの効いた各話のオチも良かったです。脇役たちもまた魅力的でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
55標題通り、高校生が公園で遊ぶだけのお話しなのだが、これがかなり面白い。電車の中で読んでいてついプッとなりそうで、笑いをこらえるのに一苦労しました。主人公の吾妻千里と幼なじみ瀬川エリカのやりとりが秀逸で、恋人どうしではないにせよ常に互いがいる生活があたりまえで…、というのはとても良いな。青春だなあ。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
53ありふれた高校生たちの日常を描いた青春劇ここに開幕。タイトルに一切の嘘偽り無し。本当に公園で高校生たちが駄弁っているだけであり、それ以上でも以下でもない。だがそのシンプルさがこの物語の売りであり、ただ公園で遊ぶだけというネタの魅力を最大限に発揮していた。ありがちなようでいて斬新。作者の発想力の高さを感じる。幼馴染との距離感もまた見事で、この恋愛を匂わせるか匂わせないかのギリギリな感じがもう堪らん。公園という舞台の無限の可能性と幼馴染モノの醍醐味。この二つをサラッと楽しめる良い日常モノだった。幼馴染は宝だ。 続きを読む…
ネタバレあり -
まろんぱぱ♪
52面白い‼ざ、日常系ラノベって感じかな?本当に公園だけが舞台、高校生達(あ!たまに女子中生と五歳くらいの子も)の即興劇を観ているよう。と、言うか、どなたかも書かれてますが、四コマ風ラノベが、ぴったりな表現。ラブコメまでは行かない、けど幼馴染との単純な恋物語でもなく、けれどもいつも誰かと一緒のお話♪個人的には、お洒落番長決定戦が一番ワロタです(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
49昔からの幼馴染、瀬川エリカと吾妻千里。そんな二人とその友人たちを中心とした公園でのやりとりや日常が描かれる青春小説。お隣さんな二人の家の近くの公園で繰り広げられる仲間とダベったり野球をしたり、走り回ったり少し喧嘩したりのありふれた日常。でもそんな中にも幼馴染の二人が積み重ねてきた様々なことや、傍から見たら何で付き合っていないの?とついちょっかいを出したくなる二人の確かな絆があって、それでいて相手の知らないことに遭遇すると思わず動揺してしまう関係が微笑ましくて、何かじわじわとこみ上げてくるものがありました。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/08/31
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784065130414