あらすじ紹介
遙か昔。一人の英雄が現れ、魔物を滅ぼし人々を救った。しかし現在、魔物は復活し再び人々を脅かしていた。そんな中、英雄の聖印を持つ少年マナトが発見される。英雄の生まれ変わりとしてもてはやされるが、伝説の剣は抜けず、精霊術も発動せず。『無能』と蔑まれながら日々を耐えていた。しかし伝説の剣を抜いた本物の英雄が現れ、命運が尽きてしまったマナトの心は静かに黒く冷えていく。これは、無能と呼ばれた少年の逆襲譚。
遙か昔。大陸に一人の英雄が現れ、跋扈していた魔物を滅ぼし、人々をその脅威から救った。それから時は流れ、現在。滅ぼされたはずの魔物は復活し、再び人々を脅かしていた。そんな中、英雄の証・聖印を持つ少年マナトが発見される。英雄、再誕す――生まれ変わりとしてもてはやされるものの、伝説の剣は抜けず、精霊術も発動せず……力の片鱗が見られないまま、三年の月日が流れた。マナトは人々に『無能』と蔑まれながら、いつか来る明日を信じ、辛い日々を耐えていた。しかし突然現れた、伝説の剣を抜いた本物の英雄。それにより命運が尽きたマナトの心は、静かに黒く冷えていく――。
「……望みは、何?」これは、無能と呼ばれた少年の逆襲譚。
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真白優樹
7魔物が復活し人々を脅かす世界で、無能と蔑まれる英雄の転生体である少年が、復讐と逆襲を始める物語。―――共に歩む人がいる、だから止まれぬ理由がある。 明確な悪意と容赦ない仕打ち、そんな最中で出会った、仕返しをしたいという同じ思いを持つ仲間達。無能と罵られながらもまた立ち上がり、減少したとはいえ同じ力で、過去に果たせなかった事を為すこの物語。後味の悪い、救いようのない結末の味と絆を力に戦う激しい戦いの熱さが見所となる物語である。一先ずの復讐を為し、罪を背負いながらも自由の道へ。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…
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nawade
7★★★☆☆ 英雄の生まれ代わりとして期待されながらも精霊術が使えず無能扱いされていた少年が刺客を送られるという裏切りに会い、協力を得て精霊術に覚醒する逆襲譚。タイトルは1巻で回収。復讐から開放された主人公はこの後はどういう道を歩むのでしょう?更なる悲劇が彼を襲い再度復讐を誓うことになるのでしょうか?まあ、王様には痛い目をみてほしいものですが。ライバル候補たるレイフォスはプライドは高いけれど根は善人だっただけに味方になってほしかった。何かが違えば親友になれたかもしれないのに勿体無いキャラクターでした。 続きを読む…
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nawade
5試し読み感想。英雄の生まれ代わりとして期待されながらも精霊術が使えず無能扱いされていた少年が刺客を送られるという裏切りに会い、協力を得て精霊術に覚醒するところで試し読み終了であるが、どこまで復讐をするのかが鍵ですね。王家の方は色々と腹黒いことを計画していたようですが、そこまでは把握していなかったようですし、ライバル候補たるレイフォスはプライドは高そうだけど、ここまで積極的に主人公を害そうとしていたわけではないし、復讐対象にする程じゃないですよね。ただ、何故彼が英雄の剣を抜けたのかが今後の鍵になりそうです。 続きを読む…
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しまふくろう
3試し読み。可愛い絵柄だけれど物語はシリアスな復讐劇っぽい。試し読み部分は術の使い方を習得して、という所で終わっているので、どういう復讐をするのか楽しみ。 続きを読む…
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尚侍
2物語的には面白かったのですが、主人公が復讐に至るまでの経緯の描写が薄かったのと、そもそも主人公が復讐向きの人間ではないというか、良くも悪くも善良な人間っぽく描かれていたので、復讐物にありがちな暗さがなく読んでいてあまり主人公に共感できませんでした。物語の構成はうまかったしテーマが途中で変わるのもよかったのですが、そこまで描き切るには正直主人公にもっと個性がないと難しいと思うので、続きがあるのであればもっと主人公に葛藤をさせて盛り上げる必要があると思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/08/02
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784065130353