星空の下、君の声だけを抱きしめる
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星空の下、君の声だけを抱きしめる

――俺たちの間には五年の距離がある。それでも俺たちは、同じ星に生きている。
高橋びすい (著) / 美和野らぐ (イラスト)
シリーズ:星空の下、君の声だけを抱きしめる(講談社ラノベ文庫)

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あらすじ紹介

小説が書けない文芸部員・シュウ。ある日、彼のスマホに、詠名という少女から謎のメッセージが届く。そして、ふとしたことから、シュウと詠名の交流が始まった。互いの趣味である小説の話などを通じて、親しくなっていく二人。だが、いざ二人が実際に会おうとしたとき、衝撃の事実が判明する。詠名が生きているのは――現代ではなく、なんと五年前だったのだ! 五年ぶんの夜にさえぎられた、時を超えた二人の恋愛の行方は……!?


小説が書けない文芸部員・シュウ。
ある日、彼のスマホに、詠名という少女から謎のメッセージが届く。
きっと悪戯だろう――はじめはそう流していたシュウ。しかし、
[もうダメだ。死のう]
送られてきたそんな言葉に、死ぬな――と思わず反応してしまったことから、メッセージを介しての、シュウと詠名の交流が始まった。
互いの趣味である小説の話などを通じて、親しくなっていく二人。
だが、いざ二人が実際に会おうとしたとき、衝撃の事実が判明する。
詠名が生きているのは――現代ではなく、なんと五年前だったのだ! 
五年ぶんの夜にさえぎられた、時を超えた二人の恋愛の行方は……!?

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    小説が書けない文芸部員・シュウのスマホに、詠名という少女から届いた謎のメッセージ。絶望を感じていた詠名と交流を重ね、親しくなっていった彼女が実は五年前を生きる人だったという衝撃の事実に直面する恋愛小説。閉塞感しかない環境にいる詠名が書き上げた脚本で、文芸部を目の敵にする生徒会長と一緒に劇を演じることになったシュウ。物語の構図自体はとてもわかりやすかったですが、交わらないはずの五年の歳月を乗り越える彼らのやりとりはぐっと来るものもあって、危機的状況でも諦めなかった彼らが引き寄せた結末に救われる思いでした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ばたやん@かみがた

    泣ける。「詠名」が誰かということ、これは時間物だということは最初から分かっていたけど、それでも泣けた。5年の歳月を隔てて繋がるスマホ、二人の間を行き交う小説や脚本の原稿といった道具立ても素朴で良かった。200ページ程の短さも余計な雑味を省く丁度いい分量になっていた。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • アウル

    タイトル、あらすじ買い。主人公のシュウの元にある日謎のメッセージが届き、送られてきたメッセージに思わず返信してしまった事から物語が始まり、メッセージでやり取りしていたが、いざ実際に会おうとなった時に重大な事実が判明する。うん、手に取ったときに薄いな~と思い少々心配していたが案の定な感じだったというのが個人的な感想。内容的には好きなんだけれども全体的に話が薄くなりすぎてしまっているのが残念。もっと掘り下げが欲しかった。オチもよくある感じだったがこういう終わり方は好き。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ホシナーたかはし

    カバーに惹かれて購入「君の名は。」の派生。ありがちだけど、内容が面白かったので及第点。ただ、後半にかけて盛り上がりに欠けるので、上下巻にしても良かったかも。それと、るかがシュウに思いを寄せていた、てのは、彼のどこに惚れる要素があるのかわからなかったので、正直必要無。後日談あればお願いします。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • スー

    先輩が引退し、作品を書けず編集をしていたシュウが所属している文芸部は生徒会長峯川ユキノにより部室を接収されそうになる大ピンチに。そんな時SNSで偶然出逢った詠名。人生の意味を見出せず自殺願望に囚われる彼女にシュウが提案したのは物語を書く事だった。徐々に惹かれ合う二人だったが彼等には5年の時間差がある事が分かり、シュウはのいる5年後には、彼女はすでに他界している事を知る事になる…ご都合主義な所や荒削りな所はあるし、かなり早い段階からオチが見えるものの良作でした。→ 続きを読む…

    ネタバレあり
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