みんなからのレビュー

• たこやき

  2018/01/30

  12

  前巻では、ある意味で、フミ自身の話だったものが、今回は、幸一自身へ……。「おばあちゃん」と同じく、命の危機に陥った幸一を助けるため、フミは幸一を……。しかし、そのことが原因で幸一は……。その自分の存在に苦しむ幸一。しかし、今、幸一がここにいるのはフミのおかげ。そして、どんな状態であろうと、幸一がいてくれるからこそ、フミ自身がここにいることが出来る。結果的に不幸にしかできなかったおばあちゃんとは違い、ちゃんと感謝を伝えることで次の一歩へ……というのは、前巻の伏線回収にもなり何より心地よかった。 続きを読む…

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• まるぼろ

  2017/12/20

  10

  さて今巻はフミの服を預けにクリーニング店に行った際に件の妖怪である萩丸に会うが、墨染はそこで萩丸にある事を言われ…と言うお話です。今巻も面白かったです。第三章まではほっこりするいいお話が続くので読んでいて和んだのですが、火床の刀が盗まれた件の一幕から墨染がフミから吸気分霊を受けた事の本当の意味を実感することになる訳ですが…、ある意味痛みを伴うとは言え、胸の内にある物を正直に吐き出した上でなお先に進むというあり方は好感が持てました。次巻があるようなら是非また読みたいと思います。 続きを読む…

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• 真白優樹

  2017/11/05

  8

  妖怪捕縛の依頼が騒ぎを起こす中、行動の末の結果が幸一に突き付けられる今巻。―――もう戻れない、彼女の呪いからは。あの日選んだ、その道はもう戻れない化生への道。穏やかな世界と風の中、誰かを想う優しさが心地よく、だけど突き付けられる厳しく冷たい現実が温かさを攫う今巻。優しいだけじゃ、温かくなんていられない。戻れぬ道を歩み出す幸一、その背にフミはそっと寄り添う。きっと永い道程になるのだろう。そんな道を、2人はいつまでも支え合いながら歩けるのか。でもきっと、想う優しさがある限り。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…

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• 成瀬雯悟

  2017/11/15

  7

  新しく登場したキャラも、深く掘り下げられた既存キャラもどっちも大好き！ただもう二、三人は男キャラが欲しいかな......。不確定性タロットのビターに見せかけたハッピーエンドには驚かされた。ああいうのホント感動する！呉服屋のチビ天狗はふたりとも可愛すぎてヤバいと思ったけど、いちばん可愛いのは八千代だった。それにしても、分霊って意外とリスク高かったんだなぁ......。苦悩しながら生きていくであろう幸一とフミの今後には目が離せない。 続きを読む…

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• きぃ✬

  2023/02/10

  6

  壱より断然面白くなっていたのに、この先が出ていないのは残念。活動範囲も広がって物語が一気に楽しくなったし、魅力的なキャラも続々登場し始めたのに。ただ、もし壱だけを購入していたら弐には進んでいなかったと思うし、せっかく買ったから少しだけ弐も、という気持ちで読み始めたら止まらなくなった感じだった。ただし、主人公への好感度は上がらず。最後に起きた問題の解決の仕方が、紙幅の関係なのか壱同様雑な印象。萩丸は男性キャラでいてほしかったな。 続きを読む…

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