あらすじ紹介
「だって、篝はずっと誰かのために料理をしてきたでしょう?」二年前。幼馴染みの少女・葉月から、なにげなくかけられた言葉。きっとあの時、ただの幼馴染みは、初恋の少女に変わった――。そして現在。俺はいまだ葉月に告白できないまま、葉月とその双子の妹・水希とともに、彼女たちの実家の喫茶店でバイトをしていた。そんなある日、水希が持ち出した古本から幼女が出てきて……!? 喫茶店が舞台の感動ストーリー!
「だって、篝はずっと誰かのために料理をしてきたでしょう?」
二年前。幼馴染みの少女・葉月から、なにげなくかけられた言葉。
きっとあの時、ただの幼馴染みは、初恋の少女に変わった――。
そして現在。俺はいまだ葉月に告白できないまま、葉月とその双子の妹・水希とともに、彼女たちの実家の喫茶店でバイトをしていた。
そんなある日、水希が持ち出した古本から――幼女が出てきた。
彼女は願いを叶える妖精キキと名乗り、強引に俺の縁を結ぼうとする。
だが、キキが俺の縁を結んだのは、葉月ではなく水希の方で……!?
料理と、恋と、切なさと――。喫茶店が舞台の感動ストーリー!
みんなからのレビュー
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よっち
30幼馴染の葉月に告白できないまま、彼女やその双子の妹・水希と彼女たちの実家の喫茶店でバイトしている篝。ある日、水希が持ち出した古本から出てきた妖精キキに願いを勘違いされ、葉月ではなく水希の方と縁を結ばれてしまう物語。篝と水希が付き合っていると周囲に認識されている世界。最初は状況を解消しようと焦る篝でしたけど、水希が支えたからこそ乗り越えられた過去があって、弱音を吐けない彼女のために奔走する一面もあったりで、積み重ねによって少しずつ変化してゆく距離感や繊細な描写がとても良かったです。これは続巻も期待ですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
ナカショー
24双子の姉の葉月に想いを寄せている主人公篝が料理書に住み込んでいる妖精キキーモラに間違われて妹の方の水希と縁を結ばれてしまい・・・・・・な恋愛もの。好きな作者さんのラブコメだったので期待して読んでましたが、期待以上でした。好き。キレイな終わり方になってましたが、続くそうなので次巻も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
キリル
20王道な恋愛もの。甘い部分を堪能させつつ、徐々にほろ苦さと切なさも提供していく物語の動かし方が上手いなぁと思いました。中盤からは本当にハラハラで切ないです。3人とも魅力のあるキャラですが、特に篝への恋心とその篝の初恋についての葛藤が丁寧に書かれている水希にとても惹かれました。篝もヘタレではありましたがしっかり水希のことを見ていて、終盤ではかっこいいところを見せてくれました。葉月は二人には活躍度では劣るものの、しっかり二人を見て思いやっている感じが伝わりました。料理の描写もしっかりしているのも高ポイント! 続きを読む…
ネタバレあり -
彼方
15幼馴染みである双子の実家の喫茶店で修行中の篝、双子の姉・葉月に片思いし続け告白できないまま二年、妹の水希相手に告白の練習をしている時に悪魔の料理書によって水希と縁を結ばれてしまい…甘く切ない三角関係恋愛もの。展開自体は真っ直ぐで王道なんですが水希の恋する乙女心や細やかな描写といい引き込まれましたね…色々なお互いの言動がもう相思相愛すぎて…水希のヒロイン力がほんと高く望月先生のヒロインは魅力的だなぁ…。一旦綺麗に終わりましたけど出番が少なかった葉月が活躍しても胸が痛くなりそうで不安な気も…次巻も待ってます。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
14自分を救ってくれた少女、葉月に告白できぬまま彼女や双子の妹の水希と共に働く少年、篝が古本から飛び出した妖精に水希と縁を結ばれ始まる物語。―――巡り巡る想い、無くしたくない想いと惹かれる想い。現代の世界に童話が如きファンタジーが響き合い、静かに、だが温かな風が吹くこの物語は、篝や双子の揺れ惑う心、そして必死に駆ける篝の姿に心を掴まれその時貴方の心に響いて、心の奥底で響き合うものがある。そんな感動的な物語であり、読み終えた時心が祓われ昔に置いてきた大切なものを思い出す、そんなお話である。 次巻も楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2017/06/30
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784063816150