あらすじ紹介
武装司書たちは、宿敵・神溺(しんでき)教団を滅ぼし、年に一度のパーティーを楽しんでいた。その会場に、館長代行ハミュッツが命を狙う「魔女」オリビアが現れる。武装司書の崩壊は彼女に予言されていた。オリビアは見習い司書ヤンクゥらに接近し、ハミュッツに不審を抱いた武装司書たちは結束を始める。凄絶な冷戦の行く末を制するのはどちらの美女か!? 『本』をめぐる壮大なファンタジー、新人賞大賞受賞シリーズ、大激震の第7作!!
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みんなからのレビュー
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まりも
33ノロティに憧れ、武装司書を志した少年ヤンクゥとハミュッツを追い詰めた一般人オリビアが主役の話。今回は繋ぎといった感じで、この作品にしては珍しく人死にも一人も出ませんでした。これまでが戦闘続きだっただけにこういう小休止的な巻の存在は色々と有りがたい。ミンスの下で動く新生神殿教団だったり、オリビアの策だったりと動きは小さいながら今後の展開に大きく関わってくる要素を絡めているので、残り3冊がますます楽しみになりました。ただヴォルケンの扱いが悪すぎるのは悲しいですね。とりあえず次巻も期待。 続きを読む…
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宇宙猫
18★★★ 今回はつなぎっぽいというか、新しい神溺教団の説明と新たな敵のほのめかし。 続きを読む…
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チェシャ猫
17前の刊に引き続き ノロティの物語を引き継いだもののお話。そして ハミュッツ・メセタが恐れたあの人が再登場。 理想に行きたくて けど現実を捨てることができなかった少年のお話。 嘘つきが多すぎて けど 悪いことをしたくて 嘘をついてるわけでなく、みんなが諦めて 嘘を吐いている。そんな中で自分を貫いたノロティはやっぱりすごかったんだなぁ。 最後 誰に秘密を引き継いだかは 見事正解。 ちなみに宴会の席でミレポックが新人の自己紹介にいれていたツッコミがすごく好きでした。「貴方の職業なんですか」とか。なんかいい 続きを読む…
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ぺぱごじら
15教団は倒した、犠牲者多数の大乱もギリギリ制して街も復興しつつある。そして『自分に最高のプレゼント』をくれる敵を喪ったハミュッツは独り呆けて退屈模様。そんな中での図書館年末パーティ、賑やかにはっちゃける宴の中、各々が腹の底に隠す『次の、次の次の闘いの種』。『正義』『いいひと』は、見る人の角度と立場で変わる、という普遍的な悲劇を最も残酷に見せてくれる作者。あぁ人を人扱いしない辺りの酷さも超一流(笑)。2015-212 続きを読む…
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こめっこ
12少しホッとする巻だけど、そこにもたくみな構成があり引き込まれる。世界の謎が段々わかり、クライマックスがどうなるのか気になる。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2007/08/30
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定価628円(本体571円+税)
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ISBN9784086303729