あらすじ紹介
「武装司書に正義を取り戻す」――裏切りの容疑をかけられながら堂々と宣言した武装司書・ヴォルケンはその裁判の当日、ひとりの女とともに姿を消す。館長代行ハミュッツは自ら追撃に出るが、その向かう未来に待っていたのは最強の武装司書の彼女を追いつめる難敵だった。そして暗躍する神溺(しんでき)教団たち――幾多の想いと偶然が『本』によって交わり、運命は予想できない方向へ動きはじめる! 新人賞大賞受賞シリーズ第5作!
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まりも
30戦う司書の5冊目。裏切りの容疑をかけられ、裁判当日に一人の女性と共に姿を消した武装司書ヴォルケンと肉であった女オリビアの物語。今回も悲しすぎる結末でした。自分の信念を貫く為に全てを賭してハミュッツに対しての反乱を起こしたヴォルケン。そんな彼が迎える最期は惨すぎて読んでいてツラかったです。ミレポックに裏切られ、自分の信念を崩壊させる事実を知らされた直後に殺されるとか本当に報われないわ。ハミュッツが冷酷すぎて悪にしか見えない状況ですが、ハミュッツをも超えたオリビアの奇跡がどんな影響を与えるのか。次巻も楽しみ。 続きを読む…
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チェシャ猫
16アニメでも衝撃を受けた回。自分の正義を貫こうとした若き武装司書。肉を反乱させた女。二人が出会い、悲劇と反乱が起きる。今回もいいお話でした。終盤まで感情移入できなかった女だったが、最後は泣けた。自分の気持ちも忘れていただけだったのね。そして ミレポックが片思いをしていた武装司書も悲しすぎる。自分の命をかけた原因が相手にとっては小さすぎる出来事なんて・・・。 続きを読む…
ネタバレあり -
こめっこ
13武装司書の能力が色々あって面白いですね。毎回出てくる新しい武装司書の能力がなんなのか楽しみにしてます。そして、ヴォルケンのような人がいられない組織は長くないのではと思い始めた巻。ハミッツが敵に感じる。オリビアには生き残ってほしいな。 続きを読む…
ネタバレあり -
ぺぱごじら
12シリーズ中間点。武装司書として信じる『正義』を行使しようとする正々堂々たる反乱に、真っ向から『正義などあるか!』と嘲笑を浴びせて迎え撃つ図書館長代行ハミュッツ。そこに蜘蛛の糸のように絡んだ『菫色の遺志』。正邪定かならざる戦いの意味と成り行きが気になるが、結局物語は『単なる図書館興亡史』のような感じになりつつある(笑)。個々はとても魅力的なのだが。2015-210 続きを読む…
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グリンタ
9先が読めん。なにやら玉の本質は武装司書側にあるのか??そもそもの争いの根元は、神溺と武装司書との戦いではないのか。悩み事増やされた5巻。惜しげもなく、これほど無惨に散らされたヴォルケンに悲哀しミルポック嫌いになった。菫色の駒とは?いよいよ本質に入るのか先が楽しみで仕方がない。あとがきも良と思料。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2006/12/25
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定価681円(本体619円+税)
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ISBN9784086303330