あらすじ紹介
武装司書のミレポックは、神溺(しんでき)教団との戦いの中で、「ラスコール・オセロ」なる人物が重要な鍵を握っていると確信し、独自の調査に乗り出す。しかし、その人物を追うものには必ず死が待っているという。さらに剣使いの少女、アルメが現れ、彼女もラスコールを追っていることがわかり…『本』をめぐる壮大なファンタジー、すべての鍵を握る人物の正体がついに明かされる!? 予測不可能な急展開を見せる、新人賞大賞シリーズ第4作!
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みんなからのレビュー
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まりも
36戦う司書の4冊目はミレポックがラスコール=オセロを調査する話。ミレポとアルメという似た部分がありながらも対照的な二人を掘り下げながら進んでいく訳ですが、そこにマットアラストの謎の行動が加わる事で緊迫感のある良い展開になっていたと思います。これまでとは違い派手さは無いものの、物語の核心部分に近づいている事も感じれたので面白かったですね。伏線が明かされた事で新たな伏線も生まれた中、今後どうなっていくのか。次巻も楽しみです。 続きを読む…
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宇宙猫
24★★★ ラスコール=オセロを追うミレッポックの話。まじめで空回りしがちなミレポックが一皮むけるけど、その裏には彼女を守るマットアラストの脚本があった。 続きを読む…
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チェシャ猫
13おとぎ話の謎の人物をミレポックが探す話。復習に燃える神溺教団の女が絡む。対局のようでいて、似たものかもしれない二人。そこにマットアラストの謎の行動が・・・。アニメで話を見ていなかったら 騙されていただろうな。 続きを読む…
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ぺぱごじら
11やんちゃな先輩を叱りつける『お目付け役風紀委員』なミレポックさんの冒険。冒頭の朝食採りながら気怠げに進むNo.1とNo.2の会話が孕む、ミレポックに対する『覚悟』に戦慄するラスト。作者らしいドロドロの心理戦には毎巻ドキドキさせられる。巻が進むほどに、対立する2つの組織の『どうしようもなさ』が見えてくる。2015-207 続きを読む…
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色々甚平
7今回も似たもの同士の戦い。まだ新人で宙ぶらりんに感じているハミュッツと教団の裏切り者。ラスコール・オセロに近づこうとした彼女たちだったが、今回は完全な徒労に終わってしまう。だが、ハミュッツはオセロを片付けたと思い、教団と図書館はオセロの存在を隠し通せた。そして敵対組織同士が密約を交わしている姿も見られたのは読者として大きな進展かもしれない。今までほぼ連絡係だけだったハミュッツの性格や人間性が少し見えたが、まだ見えきれていない部分もあるのでそれは今後の楽しみにしたい。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2006/07/30
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定価628円(本体571円+税)
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ISBN9784086303064