あらすじ紹介
上流階級の令嬢が集まる寄宿学校に招かれたダリアンとヒューイ。目的は、連続殺人犯ディフリングが持ち込んだ幻書を見つけ出すこと――神出鬼没のディフリングに対し、ダリアンの仕掛けた罠とは――!?
みんなからのレビュー
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スズ
60寄宿学校に逃げ込んだ殺人鬼、聴いた者の心を虜にする幻曲、運命の相手を引き合わせる一対の書、人を幸せにする香りの研究に没頭する快活な少女、幻書を簒奪しに参上するという予告状を贈られた地方領主の城で起こる凄惨な事件等を収めた第4巻。調香師フィオナのダリアンとの揚げパンの取り合いや毒舌ダリアンに言い負かされて歯噛みするジェシカに癒されました。焚書官ペアの戦闘シーンも好きですが、本を燃料にして戦う彼らのバトルで(も、もったいない!)と思ってしまう自分に苦笑。揚げパン20個を買い占めてご満悦なダリアンが可愛らしい。 続きを読む…
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Yobata
37“幻書”を巡るダリアンとヒューイの冒険譚第4弾。「間隙の書」「幻曲」「連理の書」「調香師」「幻書泥棒」の5話と「催眠の書」「屋敷妖精の受難」の断章2話。今巻は新たなるヒロイン候補としてジェシカが登場したり再びヒヨッコのアルマンが幻書に纏わるお馬鹿騒動を引き起こすなどコメディ部分もあるものの、幻書に関わって哀しい結末を送ってしまうという本来の残酷な話が戻ってきた感じ。「間隙の書」は殺人犯が逃げ込んだと噂される有名女子校の図書館に本を探しに行く話。ここでダリアンの対抗馬としてジェシカ登場。幼馴染のカミラじゃ→ 続きを読む…
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Norico
31ヒューイの後輩は女の見た目に騙され安すぎです。「幻曲」が好き。人形に意思が…というのは、前作の「魔術師の娘」もだけど、こっちの話の方がジンとします。幻書泥棒、ミスリルは今後も出てきて欲しいキャラです 続きを読む…
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まるぼろ
31今巻も5編+断章2つ。ある女学校の図書館での出来事、幻書ならぬ幻曲の話、アルマン再びの話と、ある調合師の話、そして焚書官と幻書泥棒についての話です。今巻はクリスタベルとフィオナの悲しい結末に終わってしまった話がありましたが、それをカバーするようにジェシカとアルマンの話が救ってくれていた様に感じました。しかしアルマンも懲りないなぁ…w ジェシカは今後のエピソードにも登場しそうなので楽しみです。幻書泥棒のユナも登場し幻書に係る人物がだいぶ出揃ってきた感がありますが今後どうなるのか、次巻も早い内に読もうかと。 続きを読む…
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ひめありす@灯れ松明の火
28私が読んでいるのはこの装丁ではないので、ほっぺたぷっくり上目遣いのダリアンがすごく可愛くて、もうそれが全てです。『大根』ジェシカが元気なおてんばでよろしい感じです。元気成分注入な感じで良いです。この後もひょこっと顔を出しそうな感じですね。彼女のところに『屋敷妖精』さんを遣わしてあげたくなりました。短いけれど、各登場人物の個性が溢れてて好きです。この話。もう一人の元気成分フィオナは、切なかったです。もっと笑って、色々な匂いを嗅いで、その才能で沢山の人を幸福に出来たのに。あと、アルマンはもっと成長して下さい。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2010/01/01
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784044241162
関連サイト
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公式サイト