あらすじ紹介
【テンセイ者】が変革をもたらし、凡人の村人が銃で魔物を討伐するセカイ。
“最弱”の兵士・アヤセは、部隊の小隊長として日々を過ごしていた。
吸血鬼の討伐戦で『衛生兵(クレリック)』の少女・レミと出会ったアヤセは、見事吸血鬼討伐を果たす。
《怪物》ヒュドラ出現の報を受け、アヤセは帝国第七特殊連隊――通称『ドラゴンパピー』の編成を命じられ……!?
“勇者”カエデ、“衛生兵”レミ……アヤセはとるにたらない仲間と共に、セカイの平和を目指す。
非英雄による英雄譚。『村人A』が『怪物A』を倒す。これは、そういうファンタジーだ。
みんなのデータ
-
4評価する
-
13読みたい
みんなからのレビュー
-
八岐
4面白い!! 一昔前なら村人Aでしかなかっただろう凡人たちが兵士として、かつて勇者が成した業績を代わりに担えるようになった時代。魔力を僅かしか持たない主人公、貴族の姫、勇者の力を持った娘が、同じように無力に打ちひしがれ、コンプレックスに苛まれ、自らの証を立てようと、一兵士として手を取り合って戦場を這いずり回る。まさに平等の時代。機会均等の時代。近代の非業であり可能性であり、若者たちの青春であり、プライベートライアンであり、ブラックホークダウンさながらの、戦場の兵隊たちの物語だ。 続きを読む…
ネタバレあり -
結城 つっきー
4村人Aがボスモンスターを倒すというありふれた話なのですが、金賞受賞作だけあって手堅くまとまってます。 魔砲兵を始めキャラクターが魅力的なのが良いですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
4転生者は異世界に変革を齎す、それは一種の常識。では変革を齎した者達が世界を先導せず、消えたとしたら? そう、これは転生者の物語ではない。勇者の物語でもない。だが、何も特別な物を持たぬからこそ持てるものがある。昨今の時流の潮流に一つの楔を打ち付けながらも、根底にあるのは持たざる者達の魂の咆哮。そう、だから燃える。異世界のリアルな異種族との戦闘、その中で綴られる兵士達の日常と想い。その全てに心が燃えるのだ。金賞という名誉に相応しきこの作品、是非とも長く続き、先導者なきこのラノベの時代を変革してほしい。 続きを読む…
ネタバレあり -
むさ
2なかなか良かった。 欠点持ち系主人公だけどひねくれすぎず腐りすぎず芯のまっすぐさといい塩梅で読中感もよし。 凡人部隊の中の「勇者」としてのカエデの立ち位置とかややもて余してる感はあるけどまあ些細といっていいかな。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2017/12/25
-
定価715円(本体650円+税)
-
ISBN9784865542899