あらすじ紹介
フェルゼン属州でリズとアウラを救い出した比呂は、皇帝の召喚状を受けて大帝都への帰路を行く。
自分の考えで歩き始めたリズを見て、グランツ大帝国『千年の大計』の再現に確信を得た比呂はついに行動を開始する。――すなわち、他の王位継承者を失脚させ、リズを玉座につける計画の始動を。
次に踊る舞台は大帝都。第一皇子シュトベルと再びの邂逅を果たしたのもつかの間、北方の第二皇子セレネも姿を現し、ますます空気が張り詰めていく。皇帝との謁見にて、突如シュトベルは皇位継承権の放棄を宣言する。事態に騒然となる謁見の間。そして転がるグランツ大帝国皇帝の――――死体。
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合縁奇縁
52『《雷帝(ミュルニル)》、叛乱。かつてない帝国の危機にリズの《炎帝(レーヴァテイン)》が覚醒する!』フェルゼン属州でリズとアウラを救い出した比呂は、皇帝の召喚状を受けて大帝都への帰路を行く。自分の考えで歩き始めたリズを見て、グランツ大帝国『千年の大計』の再現に確信を得た比呂はついに行動を開始する「神話伝説の英雄の異世界譚」シリーズ第5弾。比呂は他の王位継承者を失脚させ、リズを玉座につける計画を進めるが、そこへ第一皇子シュトベルが反旗を翻し立ち塞がる。王を失った帝国はレイが言っていた「転換期」の暗黒時代へ 続きを読む…
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よっち
20フェルゼン属州でリズとアウラを救い出し、皇帝の召喚状を受けて帝都へ向かう比呂。リズを玉座につけるために動き出した比呂の前に第一皇子シュトベルが立ちはだかる第四弾。関係者を厳しく処断する皇帝の思惑、突如皇位継承権の放棄を宣言したシュトベルの真意。張り詰めた空気の中で動き出した状況は比呂の予測を超えるもので、いろいろ背後関係も明らかになりましたけど、苦しい状況はしばらく続きそうな予感。無邪気だったリズも王位目指して成長してはいるものの、それでも毎回力不足を突きつけられ傷めつけられてしまう展開は厳しいですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
13アウラとリズを無事救出し、誓約によって部下にしたスカアハと共に帝都に帰還したヒロ達。再びの論功行賞となるわけだけど…リズの成長に瞠目。ヒロの手助けはありつつも、政治の場で見事政敵に一撃を与えてみせた。自分で考えるようになってきた辺り、前巻での敗北と虜囚はきちんと経験になってるね。更に怒涛の展開をみせる後半でも、“炎帝”所有者として新たな領域へ。確実な成長を見せてくれるものの、降りかかる状況の厳しさが待ってくれないのが辛い。皇帝暗殺に“黒辰王”。そして六ツ国の侵攻の開始。破滅しか見えない展開に目が離せない! 続きを読む…
ネタバレあり -
尚侍
9とっても面白かった。前回あたりから物語が動き出して今回も新たな伏線が張られまくりで、これどうやって収拾つけるんだろうと心配になるくらいでしたが、作者的にはまだまだ序の口のようで、今後の展開が楽しみですね。ただの俺tueeee物からかなり化けてきていることと、二周目であることに加え地球からの転生者であるという一番大きな伏線がまだ生きてきていないので、このあたりが統合されるとどういう世界になるのか、まったく予想ができません。続きが楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
9帝都で策を巡らせる中、第一皇子が反旗を翻す今巻。―――始まる混沌、そして動乱。リズの成長がさらに加速し炎帝が真の力を目覚めさせる中、徐々に何かに侵食されていくヒロはリズを女帝に押し上げる為の策を巡らすが皇子が反旗を翻す。一気に混沌へと踏み入る中で明らかになるものと新たな謎、そして迫る新たな敵。予測を超えた状況へと突入し各所に策略が渦巻き不確定な不安要素が群雄割拠する中でヒロの策略はどこまで成功していくのか。この先に待つ戦いはどんな空気を孕みどんな流れを生み出していくのだろうか。 次巻も楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2016/06/25
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784865541359