あらすじ紹介
「おお、勇者よ!」
そんなお決まりのフレーズから異世界に召喚された相馬一也の冒険は――始まらなかった。
自らを守るためにした富国強兵の献策が国王に気に入られてしまったソーマは、なんと王位を譲られてしまう! しかも国王の娘を婚約者とされ、逃れられない状況になってしまい――。
こうしてソーマは冒険に出ることもなく、国を再建するための人材募集を始める。これから出会う人々は、果たしていかなる多種“多才”な能力を持っているのか……!?
「小説家になろう」発、かつてない革新的なファンタジーがここに開幕!
みんなからのレビュー
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岡本
84Kindle。異世界転生内政チートの王道という感じ。公務員志望だからといって行政に詳しすぎるかとは思うけど、過度にスキルの恩恵がある訳ではなく許容範囲。国王代理の治世で食料不足には目処が付いたものの、国内外の反対勢力が立ち上がった所で2巻へ。こういう外交の話が頻繁に出る話では冒頭に地図が欲しいと思ってしまう。 続きを読む…
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まりも
43勇者として異世界に召喚されたはずの青年が、何故か国王として国家再建に奔走する事になるファンタジー物語。これは結構面白いかも。設定自体は下手ですが、そこら辺のなろう小説とは違って結構シビアなところもあるので、読み応えがあって中々良かったです。ただ優しいだけではなく国と家族の為なら切り捨てる事もできる、そんな主人公の考え方は為政者に相応しく、彼と共に歩む仲間たちも頼もしい人物ばかりなので今後が非常に楽しみになりますね。現実主義者は王国に巣食う害悪を取り除き、民を導く王になる事ができるのか。次巻も期待してます。 続きを読む…
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よっち
34勇者として突如異世界召喚された相馬一也が、富国強兵の献策からなぜか国王に気に入られて王位を譲られてしまい、国家再建に取り組む物語。率先して社畜のごとく働いて外交や食糧不足の問題に取り組むソーマと、そんな彼を頼もしく思うようになってゆく婚約者になった国王の娘・リーシア、そしてソーマに発掘された人材たち。精一杯取り組むソーマの姿勢が周囲に大きな影響を与えてゆく様子はなかなか面白かったですが、そんな彼に希望を見出す人たちもいれば反発する人たちもいたりで、またいろいろ事態が大きく動きそうな今後の展開が楽しみです。 続きを読む…
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S.T.
31面白かった!これはもっと早く読むべきだったなあ。webの方で作品自体は知ってたんだけど、タイトルからなんとなく冷徹でいけすかない(笑)主人公を想像して読まなかったんだけどまったく違った。魔法ありの中世レベルの異世界で、勇者として召喚されながら王位を譲られた青年が国の改革と富国強兵に務めるお話。主人公の「どうしてこうなった」的な勇者能力は笑ったし、食糧難への対処や人材集め、更には災害救助など取り上げられる内容が多岐に渡っててほんと面白かった。主人公はいわゆる「中興の祖」になるんだろうね。これはおすすめです。 続きを読む…
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dorimusi
24内政モノってことで結構期待して読んだ。 君主論とかいろいろ引っ張ってくるのは嫌いじゃ無いし、人材集めとかも良いんだけど、やっぱイキナリ王位譲られるところとか、そんなうまく行く訳ないよね?って言いたくなるところが結構あって……楽しめきれず。続き読むかなぁ。 なろう系だし深く考えずに読めばそれなりに楽しめるんだけど。 あと、この挿絵はひどくね?なんか見てると恥ずかしくなると言うか……読んでるところを人に見られたくなくなるというか……正直ない方が良いと思うレベル。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2016/04/25
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784865541113
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
召喚勇者は冒険に出ない! 異色の内政ファンタジー
現代人としての豊富な知識を持つ彼は、中世ヨーロッパのような異世界では、まさに時代の変革者ともいえる存在。その有能さをいち早く見抜いた前国王から、王位を譲られてしまいます。そう、このお話は勇者が剣で国を救うのではなく、内政で国を救うお話なのです。
財政改革で悪徳貴族の利権を没収、突出した才があれば身分に関係なく拾い上げる……ソーマさんの政策は実に現実的です。
食料問題の解消のためには、人びとの常識を打ち破るべく、食の情報番組まで放送しちゃうんですよ? 異世界人の多くが口にしない『タコ』や『ゴボウ』を、王自らの手で料理し紹介する様子には、国民も興味津々です!
しかし王位についたソーマさんを良しとしない勢力もいるんです。高まるクーデターの機運に、為政者として非情な決断を迫られることも……。水面下で繰り広げられる政争も、先が読めない展開ですよ!
稀代の賢王様、食料問題を食いしん坊に解決させる!?
それでソーマは、国民全員に向けて「才あらば用いる」って、大演説を行うの。なにかひとつでも優れた才能があったら家臣にして、報酬まで与えるってね。ただの食いしん坊さんでもソーマは歓迎するんだよ。食料問題を解決するには、食の知識は欠かせないからって!
勇者だけど戦闘向きの力は持ってないソーマは、こんな風に周囲の人の持っている力を引き出しながら、国を立て直そうとするんだ。
現実的だけど懐が広いソーマだからこそ、周りからの人望も厚いの。前国王の手で、ソーマの婚約者にさせられちゃったお姫様もそう! ソーマに協力しているうちに、真剣に国と向き合う彼の姿を見て、特別な感情を抱いていくんだ!
国と人の元気を取り戻すために、みんなで協力しあうところがとっても気持ちいいお話だよ!