あらすじ紹介
お伽噺が顕現する世界で、あなたと――。
「エルトとシャルルは今日付で番になりまーす。学院長先生公認だぞー」
通常の手段では倒すことのできない幻想獣。唯一有効なのは、お伽噺を力に変える叙情魔法だけ。そして騎士の役割は、詠唱中無防備な紡ぎ姫を守り、時間を稼ぐこと。
だが最強の騎士を目指すエルトは紡ぎ姫を足手まといと断じ、その存在意義を認めていなかった。進級試験を受けるために無理やり組まされたエルトとシャルル。だが試験のさ
なか、事件が起こる!
二人は無事に番になれるのか、"紡ぎ姫"の秘密とは!?
これは縁を嫌った少年が、絆を取り戻す物語。
第10回GA文庫大賞奨励賞受賞作!
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みんなからのレビュー
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よっち
33幻想獣に対抗しうる「叙情魔法」を使える「紡ぎ姫」。そんな番の紡ぎ姫なしで「騎士」を目指すエルトが、魔導学園で紡ぎ姫に強く憧れる留年生・シャルルと出会うファンタジー。紡ぎ姫をかばい騎士でいられなくなった英雄の父を持ち紡ぎ姫に否定的なエルトと、叙情魔法を使えないけれど懸命なシャルル。両極端の二人が番を組むうちにお互い心境が少しずつ変わっていって二人が窮地に陥るという王道展開でしたが、苦闘する中でエルトが真相を知った末にまさかあそこまで激変するとは思いませんでした(苦笑)まさにおとぎ話の物語らしい結末でしたね。 続きを読む…
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まるぼろ
20幻想獣という人類を脅かすものが存在し、またお伽話を想像し力に変える紡ぎ姫とそれを守る騎士がいる世界で、ある事から紡ぎ姫を嫌悪していながらも騎士を目指すエルトは学院長の計らいでシャルルという名の少女と引き合わされるが…というお話です。素直に面白かったです。最初のシャルルの公園での出来事の件で幻想獣と紡ぎ姫の関係は朧気ながら察してはいましたが、終盤のそれを分かった上でのエルトの行動とシャルル力の発現と決意などなど…はとても良かったなと思いました。まだまだ話は続きそうな終わり方なので、是非次巻も読みたいです。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
17★★★☆ お伽噺を力に変えて戦う紡ぎ姫とその紡ぎ姫を守りながら戦う騎士が「番」となって人類に牙を剥く幻想獣と戦う王道ファンタジー物。個人的に割と好きな作品だったものの、所々主人公の口調に違和感があったり(最後は別にしても)物語自体に今一つインパクトが足りない気がしたりと少々物足りなさを感じないこともなかった。ただ世界観やキャラクター、物語の展開など真新しさはないものの安定した流れが出来ているので個人的には十分楽しめた! 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
12騎士と魔法を使う姫がコンビで幻想の獣と戦う世界で、姫を否定する少年、エルトと留年した姫、シャルルが出会い始まる物語。―――さぁ、二人の御伽噺を始めよう。 剣と魔法が交錯する超王道の世界と真っ直ぐに熱いバトル。そして頑なな中に純粋さを持つエルトの心の鍵をシャルルが開け、真の意味でバディとなる心躍るバディ感。作者様の好きがてんこ盛り、更に秘めた力を感じさせてくれる物語であり、中々に完成度が高く、続きを読みたくなる物語である。素直になったエルトはどんな騎士道を歩んでいくのか。 期待を込め次巻も楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
サキイカスルメ
11シャルルが、明るく優しいお姫様で可愛くて好き。あんなに邪険にされて、よく耐えたよ。エルトは思い込んだら一直線だとは思ったけど、最後の変わりようが衝撃的で……過保護タイプか(笑) 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/01/15
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784797398434