あらすじ紹介
激化する六ツ国との戦争の中、敵の支配下にあるフェルゼンの新王都サンディナルに迫るリズ達。しかし、シュトベルとの決着の果てに《氷帝(ゲイボルグ)》を失ったスカアハは深い眠りから覚めずにいた。一方、アングイスの女王ルシアと密かに接触した《黒辰王(スルト)》は、彼女と約定を交わして六ツ国の中枢へとその手を伸ばしていく。
大陸の歴史が大きく動く中、その裏で暗躍してきた“黒死郷”は新たな動きを見せ、さらなる深淵に潜む“無貌王(デミウルゴス)”の影が像を結び始める。千年にも及ぶ憎悪を湛え襲い来る復讐者を相手に比呂は――!?
混迷極める大陸を切り開く第10巻、開幕……!!
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合縁奇縁
35『《精霊剣五帝》、集結!!』激化する六ツ国との戦争の中、敵の支配下にあるフェルゼンの新王都サンディナルに迫るリズ達。しかし、シュトベルとの決着の果てに“氷帝”を失ったスカアハは深い眠りから覚めずにいた。「神話伝説の英雄の異世界譚」シリーズ第10弾。一方、アングイスの女王ルシアと密かに接触した「黒辰王」は、彼女と約定を交わして六ツ国の中枢へとその手を伸ばしていく。大陸の歴史が大きく動く中、その裏で暗躍してきた「黒死郷」は新たな動きを見せ、「精霊王」は消えて「妖精王」は殺され、さらなる深淵に潜む「無貌王」の 続きを読む…
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よっち
27激化する六ツ国との戦争の中、敵支配下にあるフェルゼンの新王都サンディナルに迫るリズ達。一方アングイスの女王ルシアと密かに接触した黒辰王が彼女と約定を交わす第十弾。グランツが主力を西に向けたことで動き出す諸国の動向。明らかになってゆく千年前の因縁と、新たな動きを見せてゆく具体的に動き始めた黒死郷。それぞれの思惑が絡む決着に向けて動き出した展開の中で、悲壮な決意をする黒辰王とリズが再び邂逅したわけですが、そろそろリズは黒辰王のことぶん殴って強引に振り向かせてもいいんじゃないですかね(苦笑)その辺も続刊に期待。 続きを読む…
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いーたん
14一巻からの通しでの感想。千年前に異世界召喚され、軍神となった少年。少年は一度は地球に帰還し、再度召喚された異世界では千年という時の経過があった。千年前に少年がやり残したことが千年後の異世界で成就させることになる物語。この十巻までに一度大きな転換点はあったのだけど、少年が再度召喚された理由、力の源泉の訳、千年前の出来事様々なことが少しずつ明らかになり、この巻から次の巻で大きな、それこそ物語が大きく転換し、この先の物語がどのように紡がれるのか。思っていた以上に骨太な作品でした。 続きを読む…
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S.T.
14フェルゼン奪還作戦の中、ヒロはルシアと新たな密約を結ぶ。作中でも言及されてたけど、ルシアの梟雄感は中々良い。策謀と裏切りで六ツ国の玉座を目指す。ところで、ヒロの偽装死亡以降、中二要素のバランスが個人的に面白くない。闇で蠢いている連中は結局千年前の恨み辛みでしかなく、さらに敗れるだけの理由もあったんだからどうしようもない。魅力的なキャラがいないのがその証拠。元々、一度離れたこの作品に戻ってきたのは戦記面で面白くなったから。さっさとヒロに片付けてもらって、リズのグランツ中興譚に集中して欲しい…のにヒロはもうw 続きを読む…
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ささきち
5今回は準備回というか色んな国がグランツを滅ぼすために動き始めたってのがわかる巻だったね本格的に動き出すのは次かな?1巻から出ていたけど途中から存在を書かれなくなっていた姫巫女の正体やらルシアによる統一王の奪還やヒロの最終目的とリズとの再開と11巻が早く読みたくなる所で終わってしまいある意味消化不良を起こしちまったぜ。ヒロって最初からグランツで召喚されたわけじゃなかったのね知識の底が尽きたら実験体にされ黒辰王の力を得へ今に至ると、そんな境遇の時に助けられたら全力で応えようとするし中二になってもしょうがないか 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2018/05/24
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784865543490