あらすじ紹介
「どーしよ。くっつくのそれ……?」
勇者の力を奪いあう八代勇者(仮)ジオと(元)七代勇者イリア。崩壊しかけるジオの体をなんだかんだで維持しつつ、折れた聖剣を直す手段を求めて、2人は協力して(故)六代勇者ミルカークの出身地アステリアに向かう。
そんななかジオたちの前に現れる、ジオの妹セーネ。何よりも大事に思っていた彼女の出現に、ジオは激しく動揺してしまう。なぜなら、セーネは2年前に死んでいたはずで……。
セーネを蘇らせたという魔王ヴェル=カの目的とは。そして、兄妹の失われた絆の行方は――? 2人の勇者候補が紡ぐ聖剣争奪ファンタジー、再生の第2巻!
みんなからのレビュー
-
真白優樹
8折れた聖剣を修理する為、六代目勇者の故郷を目指す中、ジオの妹であるセーネが突然現れ、ジオの心が散々に乱される今巻。―――目の前の汝は偽物、ならば再び繋ぐ絆は本物か。 二巻にして唐突な再会が描かれ、ジオが抱える闇の本質が強制的に曝け出される今巻は、前巻の激しく攻防が入れ替わるような展開とは色を変え、手をつなぎたいのにぶつかり合う兄妹をボケる暇もなくイリヤが手助けして回る、もう一度やり直す再生という意味での温かさが優しい巻である。魔族の特異な思考が不穏の予感を匂わす中、旅の行方とは。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…
ネタバレあり -
はる
5先の戦いで重症負ったジオたちの前に現れたのはジオの妹のセーネだったが… 相変わらず紋章の変更緩いね神々暇でしょ、キリさんめっちゃいい剣だな、セーネとの関係良くなって良かったわとても面白かったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
八岐
4★★★★ まさか死んだ妹セーネをこう使ってくるかー。これは予想外、ジオの反応も含めて。それだけジオの抱えている傷と闇が深かった事を思い知る。彼の一巻での勇者たらんとする姿は尋常ではなかった訳だ。お陰で溶岩のような感情に飲まれそうなジオと、苦悩しながら貫き通すセーネの間に挟まれたイリヤは、ポンコツする余裕なく二人の仲介として甲斐甲斐しくフォローに走り回り、彼女本来の優しさが伝わってくる話だった。兄妹愛の深さ故に拗れた悲劇を、イリヤとキリさんが救ってくれた話だった。同時に魔族の異様が際立った話でもあった。 続きを読む…
ネタバレあり -
あさい
1面白かっためちゃめちゃおもしろかった……。妹ちゃんがネクロマンスとして復活してジオの仲間入りというかなんというか、彼女が生きているとなったら下手に希望を持ってしまうからとそれを認められないのが切ないし、終盤の戦いがめちゃくちゃに熱い。いやほんと終盤のひっくり返ってまたひっくり返る状況のバトルめちゃくちゃ熱くない!?最高!! 続きを読む…
ネタバレあり -
ちゃか
1ジオの身体に起きた問題、折れた聖剣の治し方。 魔王の下、なぜ死んだはずのジオの妹、セーネがいたのか。 2年前にジオとセーネに一体何が起きたのか。それを為した仇の存在。 描写したい情報が多くて、一つ一つがちょいと薄口になっていたように思えてちょっと残念でしたね。後半大分駆け足だったように思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2020/03/14
-
定価715円(本体650円+税)
-
ISBN9784815605452