あらすじ紹介
「王国を救ってほしいのですにゃ!」
猫耳もふもふの獣耳種たちが暮らすカッツェラント王国。
宗也たちが竜人種を退け、つかの間の和平を享受する一方、
獣耳種たちも竜人種の侵攻を受けて危機的状況にあった。
敵の敵は味方とばかりに、将来的な相互支援を視野に入れた宗也は、
旧王家の生き残りである姫騎士ターマを支援すべく駆けつけるが――
「はぁ~、だる」
ターマはコタツで丸くなっていた。
数万の大軍勢に対し、宗也たちの戦力は
ヒキニートな姫騎士ターマが率いる千人の聖猫耳騎士団のみ。
絶望的な戦局に軍事知識チートで対抗する宗也&みぐ。
獣耳種の存亡を賭けた冬戦争が、いま始まる――!
みんなからのレビュー
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むっきゅー
19亡国の王女(猫人族)が味方1000騎を引き連れて、帝国とその傀儡政権と戦う第2巻。今巻は、宗也が軍師として大活躍。敵は5万の大軍であり、必然的にレジスタンス/パルチザンを現代風にアレンジした戦いとなる。ドローンの使い方が鍵となるが、中東では実戦導入されてて、かなり研究が進んでるんですね。相変わらず、面白くて勉強になるなー。ところで前巻もそうですが、「北」とか火星十二号とかホント大丈夫か。というか、シンガポールでの米国との会合をネタにしてるけど、この原稿何時書いたんだ??ちょっと早すぎじゃね?? 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
14戦争とは奇襲と食料が物を言うということが分かる巻だった。 戦争ものでは中々味わえない勢いがあり、エンタメとして楽しめる作風が今回も吹き荒れる。ノザキのコンビーフの美味さと内戦の非道さ、そして猫の可愛さだけが伝わればいい話。 あときな臭い時事ネタが豊富すぎて、笑いながらも現実世界のほうがヤバくねと感じてしまった。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
14宗也達がドラメイを退け束の間を和平を享受する中、その煽りを受けた獣耳種達が宗也達に支援を求めて来た。宗也も後の事を考え話しを受け駆けつけるのだが、そこで待ち受けていたのはヒキニート化していた騎士団の面々だった、な話。今回はレジスタンスな内容で防寒対策やドローンの活用、後コンビーフを使った戦場飯が印象に残った。食糧問題ってホンマに大事なんだよな~上手いご飯さえ食べてれば何とかなるし。ラズはホンマに不憫な子だわ。読んでたらコンビーフ食べたくなったわ。不穏な影が動き始めようとしているが宗也達は乗り越えられるのか 続きを読む…
ネタバレあり -
羊山羊
12今回は①カッツェラント旧王国姫騎士ターマの成長物語。②軍事グルメ。の2つを主題として同時進行する。1巻に比べて主体がレジスタンスであるという設定で、拠点を持てない中でどのように兵站を確保しインフラを整えながら進んでゆくかという面白いテーマでしっかり差別化してきている。絶体絶命の過酷な状況でターマのカリスマ性、リーダーシップが取り戻され、兵士の士気が食の改善1つでどう回復するのかを無駄なく表現するスマートなラノベに仕上がっている。バランスが大好きな1冊。あと、コンビーフ等のグルメにも要注目! 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
12休戦が結ばれ、再戦に向けて動き出していた宗也たちの元に獣耳種のリリスが救援を求めてやってくることから始まる本巻。状況はエクレアたちのケースよりも深刻で、戦意を喪失した指導者と騎士団の再建とゲリラ戦がメイン。地味で残酷になりがちなゲリラ戦も、コンビーフの豆知識を挟みながら兵站の重要性を説いたり、協力する市民の犠牲を最小限にする方策など盛り込まれ、本作の良さである明るさも失われずよかった。またミグの秘密が少し明かされたり、竜人種が人類を滅ぼそうと動いた理由など気になるワードが出てくるなど、次巻がとても楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/07/14
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784797395938