あらすじ紹介
「確かにこれは、みぐたちみたいなミリオタじゃないと、ですね……」
ある理由から現実に落胆していた兄妹、宗也とみぐは、突如異世界に召喚される。だが、喚び出された王国は侵略を受けており、攻めてきた竜人族の大軍団が王都を包囲しているようなありさまだった。苦境にも怯まず二人は、助けを求める王女エクレアの頼みを引き受け、現代で得たミリタリー知識を駆使した秘策を仕掛けていく。まず手始めに襲い来る竜を驚きの奇策で退けて――!?
滅亡寸前だった王国に、希望をもたらすのはまさかの『ミリオタ』!?兄が秘策を組み立て、妹が実弾で武力を行使する、異世界軍事ファンタジー、ついに開戦!
みんなからのレビュー
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むっきゅー
25力作。素晴らしいです。軍人オタクの兄妹が召喚された異世界は、竜人族の大軍に包囲され滅亡に瀕した人類最後の王城。自軍は壊滅し行政機構も失われたまさにゼロの状態から、王女に請われる形で戦線を立て直す。人類の歴史は戦争の歴史とはよく言ったもので、主人公の宗也は戦史の知識を武器に、徹底した情報収集を重ねて作戦を構築していく。実行するのが、戦争経験のある義妹みぐ(ヤンデレのブラコン)率いる親衛隊。徴兵の決断に際し、王女が葛藤するシーンがよかった。戦争について考えさせられる作品。こういう話が読みたかった! 続きを読む…
ネタバレあり -
まるぼろ
24ある事情により著作のアニメ化企画が白紙になってしまい、落胆していたライトノベル作家の焼野が原宗也と妹のみぐは、異世界に召喚されるもそこは他種族によって絶滅の危機に瀕している人間種の王国で…と言うお話です。著者が内田弘樹先生と言う事もあってミリタリ系の事は勿論の事、戦術や戦略の立て方や交渉と戦闘、更にみぐという想像がつきやすい名前にもきちんと理由があったり等で読み応えがある作品でした。今回の事で春までの停戦をもぎ取った宗也達ですが、次巻はどんな戦いになってどういった方向へ物語が進むのか楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
20とある感想を読んで気になったので購入。確かに出だしから面白かった。異世界召喚+チートというよくあるタイプの話なんだけれども、他の作品を研究し、上手い事自身の中で調理している印象を受けた。軍事モノにして、やたらと上手く書かれているので過去の作品見てみたら、そら当然の結果やわと納得させられた。戦争に対する思いとか考えもきちんと書かれているのも良かった。これは次巻も出たら買おう。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
18内田先生の筆が唸った一作。 第9条、鎖国、平和ボケ、兵糧攻め、城攻め、防衛戦、20年前の東欧内戦、そして『北』の国……大丈夫かと思えるほどの危ない軍事ネタが詰まった内容はミリオタたちを歓喜させる。 銃器、兵器、レーション、電子機器、ドローン、作戦などネタの範囲は豊富で知らなかった知識も純粋に面白い。 そしてラノベらしい異種族含めたハーレム要素など、てんこ盛りで楽しく読める良作。 続きを読む…
ネタバレあり -
りんりん
16タイトルで購入。ミリオタを活かしてラノベを共同執筆していた義理の兄妹が、異世界に召喚され戦争に巻き込まれる。現代兵器を使い、兄は頭脳で妹は身体能力で劣勢だった戦況をひっくり返す……というお話。物語は面白かったが、軍事知識を実際の戦略におとす段階で突っ込みどころが多々。勢いがあるから良いのかも。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2018/02/15
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784797394306