あらすじ紹介
再び夏がやってきた。
天王山の夏だ。
中学受験が迫る凛たち仲良し小学6年生に、奇妙なトラブルが発生。
塾講師の天神は教え子の退塾を避けるため、女子高生たちに特別講義を依頼する。
しかしそのせいで、ヤヤ・冬燕・星花と浴衣デートに赴く必要があり――
「天くん、また浮気した?」
「本気とか浮気とか馬鹿じゃないの。別に、私は浮気でもいいんですけど……」
「ちょいちょいちょい、わたし、わたしは――!?」
一方、アニメ化が決まった星花は写真集を出版即大ヒットさせ、冬燕は天神のもとでバイトを始め、ヤヤは復讐計画を立てだした!?
天才と凡才、大人と子供。この世界には断絶だけが横たわっている。
だけど、それでも――
これは、手を伸ばして掴む、恋と夢と才能の物語。
みんなからのレビュー
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ぶなぶな
15余韻でふわふわしているが、これだけは言える。さがら総は完全に完璧に全璧に天才である。この世界にはどうしようもない断絶がある。人間は比べる本能を持つ。世界には大人と子供がいて、天才と凡人がいる。つまり凡人の大人や、天才の子供や、凡人の子供がいる。誰もが誰かを比べて、誰のことも、自分のことさえ分からないで傷をつくる。分かってほしくとも叶わない。そんな世界だから、そんな断絶などものともしないで、手を伸ばして、掴んでくれることが貴い。天神から冬燕へ、凛から楓へ、ヤヤから星花へ。そうだ、そんな世界は壊してしまえ。 続きを読む…
ネタバレあり -
ツバサ
15恐ろしいほどに計算された人の悪意と善意。ロリの可愛さで抑えているけど、大人ばかりだと怖い作品になるな。自分と人を比較するのは子供なら仕方ない。なんせ大人が汚れているのだから… もう誰に焦点を当てれば良いのやら。天才か。 続きを読む…
ネタバレあり -
げんごろう
11塾講師側メインで展開された今巻。ついつい誰かと比較してしまうという人間の本能ともいえる心理描写がコミカルに、そしてシリアスに描かれてました。そんな中危うくて脆い存在の小学生達が見せた強さには素直に感動しましたし、小学生は最高だと改めて実感しました! 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
11小学六年生組にネットに関わる奇妙なトラブルが発生する中、星花やヤヤ達がそれぞれの行動を始める今巻。―――全部はうまくこなせない、だけどそれでも手は伸ばせるから。大人も子供も皆、悩んで壁にぶつかっている。親や他人との断絶が描かれる、重くて苦しい中に今ここにしかない友情が眩しい巻である。天才と凡人はお互いが分からぬ、親と子は分かり合えぬ。だけど歩めばきっと分かり合えるから。星花が決められた道を進む事を辞め、ヤヤが必殺の牙を見せる中、自分の作品を決めた天神。果たして描かれる物語とは。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…
ネタバレあり -
D-suke
11★★★★★少しずつ3日かけて読んだ。冬燕ちゃんが妻感出てて可愛かった。戦う人の灯台だとかそういうところが頼もしい発言とか良かった。ダウナーなだけに一度堕ちると依存に近いというか尽くしてくれる感じなのかなって思った。星花に関しては大きな存在になりすぎててびっくりした。天神に絡みに行きつつもどんどん遠い存在になってる感じ。その辺の才能の話は時間に期待 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/12/25
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784040641881
関連サイト
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公式サイト