あらすじ紹介
イカしたDJが今回のお話を大紹介ダ!
ミソギ、死者。嫌いなものは聖職者。犯罪亡者をぶっ飛ばし、地獄の閻魔に引き渡す荒事屋にして……シスコン(妹)!
アッシュ、聖職者。嫌いなものは死者。聖なる銃をぶっ放し、死者を殺しまくる某機関の最終兵器にして……シスコン(姉)!!
こんなチョイとオカしな二人が、何の因果か亡者の街『東凶』で、「魂」に効くヤバーいおくすりを大捜索! 聖職者嫌いの死者と死者嫌いの神父が!? ハッ、まったく上手くいく気がしてこないね!
しっかーし! 困ったことにこいつら実力は折り紙付き。おいおい頼むから『東凶』を壊滅させちまったりすんなよ!? 電撃小説大賞《大賞》受賞作家・九岡望が贈る、ダークヒーロー・アクション!
みんなからのレビュー
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スズ
42赤く溶けた月の惨劇により生者が地獄へ、死者が現世へ溢れ出した世界。犯罪亡者の魂の地獄への送還を生業にする十三は、仕事の最中に魂を侵す麻薬中毒に陥った少女を保護するが、突如現れた英国の亡者狩りの特務機関の聖職者二人も彼女に接触を試みて…。地獄の鉱石製の四肢を変幻自在に変形させて戦う十三、聖別された銃火器で亡者を撃ち抜くシスコン神父アッシュが初対面の犬猿の仲から互いに背中を預け合うバディになっていく様子が良く、惨劇の再来の鍵を握る泳を巡る裏社会との戦争が終始シリアスで良い感じ。世界観が好きなので、是非続きを。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
42世界規模の幽界現象と呼ばれる大災厄によって、死者が現世に戻ってきてしまうようになった末世・東凶。聖職者が大嫌いな亡者の死神ミソギと、死者が嫌いな聖職者アッシュが縁あって手を組み立ち向かうダークヒーローアクション。相性最悪な二人の邂逅と、そんな彼らに振り回されるシスターのフィリス。魅力的なキャラたちそれぞれの複雑な事情を絡めながら、東凶中を巻き込んだ麻薬騒動から始まる世界崩壊の危機を吹っ切れたシスコン二人が大暴れして解決に導く展開は痛快でした。いい感じにオチもついた結末でしたけど続巻に期待できそうですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
27九岡 望さんの新作はシスコン野郎たちのバディアクションもの。口調とは違いええ男なミソギ、いかれぶっ飛んだ思考のアッシュ、互いにシスコンという共通点はあるが色々と相反する二人がお互いの目的のために同じ敵を協力して倒す展開は熱い。後半から覚醒したアッシュもええ感じやったわ。オチはよくある感じだったが、まだまだこのコンビのどたばたっぷりが読みたいな。 続きを読む…
ネタバレあり -
かっぱ
14九岡先生の新シリーズはアウトローなシスコンたちのバディアクション。構成力は流石のものでバトルに次ぐバトルは読む人によっては虜なのではないだろうか。死者であるミソギは完全にチンピラのそれなのに根は好漢で、神父であるアッシュは元殺人鬼である歪みっぷりが存分に出ている。序盤はそこそこだったけれど終盤からのバディ物としての良さも相まってシリーズが続けばどんどん引き込まれていきそうな印象。もっと序盤からぶっ飛ばしてくれても良かったけれど続きがあるなら楽しみだ 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
14かつての災厄により亡者が溢れた東京で、死者を狩る死者の青年と死者を狩る聖職者の青年が手を組み、一つの事件に立ち向かう物語。―――生者と死者よ手を組み踊れ、ここは地獄の最前線。 絶妙に噛み合わぬ二人が嫌々手を組み弾丸と血飛沫まき散らしながら亡者を狩る物語であり、ド派手が過ぎる圧倒的な弾幕と一瞬すらも置き去りにする速度の死闘が、心に快感と熱気を齎してくれる、バトルもので第一にお勧めしたくなる物語である。この熱さと面白さ、感じなければ間違いなく損である。事件の先の次の事件とは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2019/11/09
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784049126662
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
亡者で聖職者嫌いのミソギと、聖職者で亡者嫌いのアッシュ。下手しなくても殺し合いそうなほど仲が悪い二人だけど、そんな彼らが、時に一緒に行動し、時に対峙しながら、腕だけじゃなくて互いの存在も認めていくのがすごく良いんだ。
彼らが躍動する戦闘シーンも必見だよ。地獄の物質や現象を利用した亡者の戦術に対抗する、死なない亡者を殺す救済兵装の数々。スピード感あふれる、このお話ならではのバトルが最高に格好いいんだ!
東凶で主に暮らしてるのは、死ぬことのない亡者たちッス。命の心配なんていらない分、ここで起こる騒動はド派手ッスよ! 身体を改造して重機を取りつけた亡者が立ちはだかるわ、街の中で平然とミサイルがぶっ放されるわと、見てて爽快感さえ覚えちゃうッス!
現世では絶滅したはずのウナギが東凶ではおいしく食べられて、ラジオからはシューベルト本人がアレンジした音楽が流れる、そんな地獄らしい日常にも何度となくニヤリとさせられるッスよ!