あらすじ紹介
〈聖語〉と呼ばれる言語体系が魔法の如く物理世界を書き換える時代――。史上最強の〈聖語騎士〉を姉に持つ少年・蒼生=カレン=ブラッドフォードは、幼馴染みの氷乃華雪音とともに〈シルヴィウス学院〉を卒業し、京都に赴任することになる。そこは学院の支配から唯一逃れる独立組織〈言霊閣〉の君臨する日本最古の都市。一切の犯罪が起こらない、国内随一の治安都市と言われるこの都では、なぜか十四歳前後の少女が次々と失踪する神隠し事件が発生していた。事件を探る中で、蒼雪の二人が古代から続く因縁と国を支配する陰謀に立ち向かう。あらゆる言語が華やかに舞う絢爛なる大スケール魔法ファンタジー、待望の第二弾!
みんなのデータ
-
0評価する
-
1読みたい
みんなからのレビュー
-
まっさん
25★★★ MF文庫新人賞受賞作品の第2巻。1巻がかなり面白かったので購入を即決。今巻も相変わらず英語以外の言語・話者が消滅した世界で、それ以外の言語を鍵として物理世界を書き換えるという設定に加え、舞台を京都に移したことにより新たに陰陽師と妖という要素を付け加え、それらを上手く織り交ぜながら物語を二重三重に創り上げていく作者の手法にはとことん感心させられた。何気ない一言が物語にとって後々重要なパーツになってきたり、とある事件の犯人は誰なのか・またその意外すぎる真実に思わず瞠目させられてしまった。ただ、一→ 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
9世界有数の治安都市と言われながらも、神隠し事件が頻発する京都に赴任した蒼生と雪音が任務に挑む今巻。―――乱れ散る桔梗は何を見た、理想に揺れるその身は何を得た? 様々な思惑が入り乱れ闇夜に魑魅魍魎が蠢く古き都。真実と向き合い奔走する二人、その二人の目の前で救おうとした手はすり抜け暗躍する大人達が全てを奪い、刈り取っていく。血が舞い散り力がぶつかり、悲嘆とやるせなさが胸を突き刺してくる中、力が足りないなりに必死に奔走する二人の姿が痛ましくも熱い巻である。果たして大人達の次の動きとは。 次巻も楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
ツバサ
61巻から結構間が空いたので、どうかと思ったが面白かったです。ボリュームがある一冊ですが、全てが繋がっていたのは唸ります。ただ、1.2巻共に後味悪いのがちょっと気になります。最後に明かされた事実的にも明るくはならなそうですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
sao
5読了。 なんだろう、相変わらずモヤモヤしたものを感じる。 学院側の悪意と行為がエグい。 主人公の親や姉たちは信じて大丈夫なのか? 続きが出ること楽しみにしてます。 中途半端に終わりませんように。 続きを読む…
ネタバレあり -
ササキアンヨ
5悲劇を描くのが上手すぎる。二重三重に入り組んだ事件を生み出す抜群の構成力と伏線を張る筆力に感心した。二巻目でここまで読者に核心を見せるなんて、どういう展開に持っていくつもりなんだろ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2019/10/25
-
定価880円(本体800円+税)
-
ISBN9784040656731
関連サイト
-
公式サイト