あらすじ紹介
薬剤師・香食礼次郎が助けた美少女・クチナシ。ただの同情心から関係が始まったふたりは、しかしそれぞれが触れたくない過去の因縁を喚び起こし、世界の暗部で蠢くモノたちの真実へと踏み込んでいくことに――
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みんなからのレビュー
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sin
46余談だがJR松阪駅に面した商店街に小濱書店と云う小さな本屋さんがあって、その本棚の一角にクトゥルフ関連本が集められていて、そこで手にした。所謂、変調『姉なるもの』だ。少女を拾って連れ帰り、愛が芽生える…ロリオタの思考でしかない設定だが、好意的に捉えるならそこも含めて邪神との遭遇により狂気に捕らわれての仕業か?そして何故に任侠と思ったが、作者の悪乗り?薬剤師にヤクザ、または狂気に侠気と掛けたは大喜利か?とは言うものの物語は一貫性があり、最後までとっちらかることなく良くまとめていると感じた。 続きを読む…
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HANA
11クトゥルフ系話。家出をしていた少女を保護したことから始まる日常とは別の話。あまり見ない組み合わせで結構面白かった。クトゥルフ系はよく知らないけれど知らなくても楽しめた。 続きを読む…
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水無月冬弥
9海野しぃる先生(@Sealder_SAN)の #ラノベ 帯に現代異能バトルとかかれてニヤニヤするけど、どちらかというと菊池秀行や朝松健っぽい伝奇ものでした。薬学で挑むってところこと狂気の描写がよかったですねえ 続きを読む…
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シャル
6web版は既読。しかし内容的にはだいぶ変わっている。行き倒れの少女クチナシに『喰われる』ことから始まった日常の終わりと狂気の日々。少女と共に彼女の正体を探り、街で起こる失踪事件を追いかけるうちに、非日常へと足を踏み入れ、禮次郎の過去が彼に牙を向き始める。そしてそれに対抗すべく、彼は日常でも裏の世界『任侠』へと流れていくこととなる。どこまでが正気でいつから狂気だったのか……。クチナシを守り、眼の前の狂気と戦い、様々なことに躊躇のなくなっていく禮次郎の変化の様子がなんとも恐ろしい。 続きを読む…
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はつかねずみ
6クトゥルフ神話に初めて触れる人が手に取ったらかなり勘違いしそうな内容だけど、昨今増えてると聞く邪神を退治する系のCoCプレイヤーには向いてそうなクトゥルフ神話もの。 敵味方両方に邪神がいるのでわかり難い部分も多いし立場がいろいろとぶれるけど、神性との戦い方は科学的で、クトゥルフ神話的な戦い方ではないものの現実的で良いと思う。 まあ、流石に一日でできる抄訳・死霊秘法とか一部ご都合感が見え隠れしてるのは気になったかなとも思うかな……。 後、エンディング辺りの狂気に囚われてる感じも非常に好みでよかったな。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2018/03/15
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784042560692