あらすじ紹介
巻物〈スクロール〉で魔法を使うことが一般的な世界で、放浪の旅を続けるアルヴィン・ロウ。彼はある日、師匠から妹弟子・スーミンを助けるよう、“お願い”と称して命じられる。彼女は巻物を書いて露店を開き、商売をしている少女だった。旅続きで一文なしだったアルヴィンは、働くスーミンにお小遣いをねだり、クズだヒモ野郎だと罵られながらも遊び歩く毎日……しかし、今まで全く売れなかったスーミンの魔法を口先だけであっという間に売りさばいて見せて――!? 生意気で強がりな妹弟子を救うために、アルヴィンは隠していた真の実力を発揮する。知恵と取引で天下を渡っていく一攫千金の痛快ファンタジー、ここに開演!!
みんなからのレビュー
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スズ
33放浪の旅を続ける青年アルヴィンは、妹弟子の巻物職人スーミンの元を訪れるが、彼女は父の遺した大量の借金返済に追われる貧乏少女になっていた。彼女の露店販売の手助けをする事にしたアルヴィンだが、無駄に芸術家肌な彼女の作品は魔法の見栄え一辺倒で実用性に乏しく、店には閑古鳥が鳴き続けていて…。魔法の発動を簡略化する『巻物(スクロール)』作成の天賦の才を持つスーミンと、遊び人気質だが抜群の商才を誇るアルヴィンがタッグを組んで一気に市場を勝ち上がっていく姿が非常に痛快。意地っ張りなスーミンが時折見せるデレが最高でした。 続きを読む…
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アウル
13うーん、イマイチだったな。年下の少女にお金をタカる穀潰しの主人公と腕は確かなのに圧倒的に商売が下手なヒロインの成り上がり物語。個人的に主人公とヒロインのやり取りが一辺倒過ぎるのが妙に気になったし、ヒロイン自分が危機的状況なのに危機感が薄すぎる、理想を追いかけすぎてのがね~。悪くは無いんだけど個人的にヒロインが受け入れられなかったのが原因かな。 続きを読む…
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真白優樹
9―――武器は口先と知略、だけどそれだけで十分。魔法の記された巻物が根底にある一風変わった非日常の世界で、クズだけど芯はある青年が妹弟子と共に、多額の儲けを叩き出すこの物語。妹弟子達とのドタバタの日常と、分かりやすい悪役を取引を根幹とする経済バトル、そして魔法が飛び交う中、口先と知略で完膚なきまでに粉砕する勧善懲悪のバトル。その二つの面白さが一つの物語の中で密接に絡み合っており、それが故の面白さを確かに感じる物語である。暫しこの地に留まる事を選んだ青年は、この街で何を見るのか。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…
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やまと
8クズでヒモ野郎のアルヴィンが師匠の命により妹弟子スーミンと共に魔法が使える巻物で一攫千金を目指すファンタジー。天才的な魔法作成能力を持つが、強過ぎる拘りが玉に瑕のスーミンとクズだけれど驚異的な魔法知識と巧みな話術により忽ち集客に成功し仲間も増えて順調に進んでいく。しかしその裏で密かに画策されていた悪意が牙を剥く。という王道の勧善懲悪展開だったので、相手の企てが白日の下に晒され、それに連なり過去の悪行も暴かれる様は痛快で爽快でした。個性豊かなキャラが多いのでその掛け合いとキャラの掘り下げに期待。当面の目標と 続きを読む…
ネタバレあり -
くろう
4巻物で魔法を使うことが一般的な世界で放浪の旅人であったアルは、ある日師匠の強引な“お願い”を引き受けることに。巻物売りの妹弟子スーミンを助けるため、彼女の元で暮らすことに。最初はただのヒモだったアルが商売に口を出すことにより、右肩上がりになっていく露店。クセのある仲間たち、爽快な魔法バトルレース。暴かれた陰謀。これは面白い。いちいち面白い。昼行灯系クズ野郎とは。まだまだ色々と秘密が隠れていそうだ。これは是非とも続きを読みたい。師匠もっと見たいです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2018/01/25
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784040696744