あらすじ紹介
私の名前はコピーキャット。 私は単なる模倣犯。私はしがない犯罪者。 さあ、繰り返そう、繰り返そう。 あの事件を繰り返そう。 あの時の事件を真似ましょう。 観たかったものを観る為に──。
フィーロとエニスの『新婚旅行』に同行し、チェスは日本に向かう豪華客船に乗り込んだ。太平洋上のど真ん中で同型の双子の船とすれ違うイベントもある超豪華客船。その船に乗り合わせたのは、ハリウッドスターやスタントマンの少年、密航者の子供達に加え、船を占拠し始める謎の集団と彼らを追う『猟犬』など。だがチェスを追いつめるのは、どこか感じる『違和感』で、その正体は──!?
みんなからのレビュー
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まりも
34裏社会の住人達によるドタバタ騒ぎな群像劇の12冊目。2002年の豪華客船を舞台に、フィーロ達がまたもやトラブルに巻き込まれる話。フィーロとエニスの恋愛模様にほっこり。二人とも齢90を超える不死者なのに、思春期の中学生みたいな初心な関係なのが、フィーロ達らしくて良いですね。クレアやジャグジーの子孫も登場したりと、全体的に盛り上がりには欠けたけど嬉しい情報もあったりしたのでそこそこ満足。クレアは爺さんになっても変わらんのね(苦笑)バカ騒ぎの方は下巻に期待しましょう。黒幕はヒューイっぽくないけど、誰なんだろう。 続きを読む…
ネタバレあり -
Saiid al-Halawi
16「でも飛行機だけは勘弁な」というAチームのパロディも飛び出す、筋さえ通ればカネ次第で何でもやってのける命知らずな仮面職人たち。そういえばクレアって「普通のヒト」だったんだな(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
スケキヨ
16フィーロとエニスとチェスの「家族」な姿ににやにやし始めて、あの人やその人やあんな人の血縁者(子孫?)がわらわら出てきてよりにやにやが止まりませんでした。ひいお爺さんになってもお元気そうでなによりです。チェスの不安がなんか重たく感じるのですが…まさか、まさかね。さて、sideBに行こう~ 続きを読む…
ネタバレあり -
星野流人
161931のフライング・プッシーフット号事件の再来? 今度のバカ騒ぎの舞台は、海上に浮かぶ超豪華客船。ガンマン、密航者の少年達、『仮面職人』、映画スターとスタントマン、不死者の家族……様々な人々を乗せた船の上で、いくつもの思惑が交錯する。 まぁ、詳しい感想はBサイドで述べることにしまして。1930年代のキャラクターたち(関係者含む)が出てきて、時代が進んだことを感じさせる。……クレア、まだ生きてんねや……。フィーロ一家……というか、フィーロとエニスが初々しくてよかったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
kohaku
152000年代2冊目でようやく1930年代主要メンバーが登場。また、不死者ではない個性豊かな1930年代のメンバー達の子孫が次々と現れるので読んでいて面白く、また嬉しい。いつの時代でも変わらず登場する不死者たちと、世代交代している人たちが同居する様は長い時代の流れを織り込んだこの物語ならではのおもしろさだと思います。ようやく報われたプロシェンツォ夫婦でほのぼのさせながらも、盛り上げる所は盛り上げてます。また、物語には登場していないもののクレアもシャーネも存命とのことで嬉しい限り。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2007/10/25
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定価605円(本体550円+税)
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ISBN9784840240277