陰陽ノ京
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陰陽ノ京

渡瀬草一郎 (〔著〕)

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みんなからのレビュー

  • どぶねずみ

    分野で言うと歴史ファンタジー。あの安倍晴明も登場する陰陽道の話だ。20年ほど前にNHKドラマで安倍晴明主役の『陰陽師』を見ているが、そもそも陰陽道って何?というところからお復習した。安倍氏、加茂氏と言うと、陰陽道の宗家であり、平安時代の国家に雇われていた天文学を駆使した占い師と言ったところか。お札を使って鬼(となってしまった者)を殺めるところなど、人道的、道徳的にも考えさせられる話だった。そして本書は4巻まで続くようなので、ゆっくりペースで少しずつ砕いて読んでいこう。 続きを読む…

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    誰よりも優しく、敵対するものにも慈悲を与えるが大切な者を傷つけようとする者には己の心を偽りなく、伝える慶滋保胤の心に胸を打たれます。死後も強い恨みのために業に囚わ続ける呪詛や命を弄ぶ者に戦慄しつつも時継との恋や周りの優しさに救われます。「絶対な解決が叶わないなら自分ができることをすればいい」という言葉は勇気を与えてくれます。そして安倍晴明がのらくりとした狸親父だというイメージにちょっと驚いています(笑)これがデビュー作とはすごいですね。 続きを読む…

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  • miroku

    ちょっと獏ちゃんぽいのが気になるが、実に面白い♪ 保胤の文人としての側面をもう少し語ってくれると嬉しい。 続きを読む…

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  • トミーリョ

    陰陽師ものでは主人公の凄さを強調するために、他のキャラが引き立て役として損な役回りをすることがままあるが、本作ではどのキャラも優秀なプロフェッショナルとして描かれている点がまず素晴らしい。その上で陰陽師同士の連携を描き、どの登場人物にも見せ場を用意しているのが実に上手い。軽すぎず古臭すぎない、雰囲気と読みやすさを両立した文体も巧み。惜しい点は、敵妖術師が伝奇時代小説では定番のいらんことしい系くそじじいなのだが、いまいち変態度不足で小物感ぐらい。山田風太郎程とは言わずとも、もっと外道ぷりを見せてほしかった。 続きを読む…

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  • 玲@灯れ松明の火

    図書館で何気に手に取ってみたら陰陽師の本で、これは読まねば!と思い読み始めたらハマってしまいました。勿論、かの有名な安部晴明は出てきますが、本編では脇役。主人公は晴明の兄弟子の息子(次男)慶滋(賀茂)保胤が主人公。実在した人物らしいです。保胤の慈悲深い性格が良いですね。本当にライノベと言ってしまうのは申し訳ないくらいの作品。続きも読みます。 続きを読む…

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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2001/02/25
  • 定価
    671円(本体610円+税)
  • ISBN
    9784840217408

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