あらすじ紹介
『断罪を止めたくば、代償を、犠牲を、生贄を。我々は結晶化した【狂王】とその花嫁。及び、【拷問姫】エリザベート・レ・ファニュの身柄をお前達の命の代わりに求めよう』各地での殺戮を煽動するアリスとルイスの要求に対し、三種族は救世の英雄を生贄とする決断を下す。「……貴様ら夫婦を相手取る羽目になろうとはな。流石に予想せぬわ」再び世界の敵となったエリザベートの前にはジャンヌとイザベラが立ちはだかり、「さぁ――父性愛の勝負といこうじゃないか!」愛娘の道を切り開くためヴラドはルイスを迎え撃つ。綾里けいし×鵜飼沙樹で贈る至高のダークファンタジー第八弾。彼らは戦う。各々の何かを守り抜くために。
みんなからのレビュー
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坂城 弥生
37次巻でアリスの暴走がどう影響するのか…怖い。 続きを読む…
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だりあん
36父vs父…鬱陶しいけど憎めない元凶パパの退場にうるうるしてたら、バカップル?の『結婚ッ!』にもっていかれました…。そして、最期にそっちに振り切ったお父様の遺言を受け入れたアリス…次が最終巻。 続きを読む…
ネタバレあり -
虚と紅羽
29次回で最終巻。始まりから終わりまで、彼女達は愚かで醜悪で、だからこそ愛おしい世界で生きていた。 ルイスとヴラド。二人の父親による子どもの為の戦いは、同時にお互いの父親としての差を歴然とさせたと思う。何処までも全うではない男は、子だけを愛する実に父親らしい人だった。子と親を幾人も殺した人がね。皮肉が過ぎる。 皇帝の突然の登場が分からないのだけど、もしや拾い上げられた? まだ分からないけど一応。ヴラド・レ・ファニュ。何処までも愉しさを求め自由で子を愛した人。貴方の人生がどうか、"幸せであった"ことを祈って。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
27★★★☆ 遂に始まる混血種達の世界への反逆。断罪を止めたくば結晶化した狂王とその花嫁、そして拷問姫の身柄を要求するルイスの求めに応じることを決める人族、それを拒む獣人族。様々な種族が各々の思惑を振りかざし、世界が崩壊へと進んでいく様は最早絶望の一言でし言い表すことの出来ない状況に。多くの者がその命を呆気なく散らし、次々と盤上から退場していく。双方に痛みを出しながらも迎えた最終局面。狂った父親の最期の願いを聞き入れた無垢なる少女が選んだ結末はどうなるのか。次巻で完結するので、彼ら彼女らの行く末を最後まで→ 続きを読む…
ネタバレあり -
ℳℯ
19★★★★☆ 再読。本当に二人を娘と息子として愛していたヴラドの死がなかなかに辛い巻。なんだかんだ言って男キャラの中では一番好きだったので寸前での脱落はショックだった。ルイスの方もしかりで、彼の死をきっかけに壊れてしまったアリスに心を揺さぶられる。ジャンイザの「結婚ッ!」は戦場においてあまりに場違いなのにも関わらず微笑ましくて笑ってしまった。父から娘への最後の致命的な一言は世界を左右するものになる訳だけど、初めて自分を愛してくれた父の最期の遺言なんだからアリスがそれを叶えようとするのはもう仕方のないことだ→ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/09/25
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784040658537
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公式サイト
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