君死にたもう流星群 4
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君死にたもう流星群 4

失われた時を取り戻す、傑作青春タイムトラベル小説!
松山剛 (著者) / 珈琲貴族 (イラスト)
シリーズ:君死にたもう流星群(MF文庫J)

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あらすじ紹介

自らのタイムリープを天野河星乃に告白した平野大地。だが、その衝撃の事実は二人の関係をかえってギクシャクさせてしまう。ちょうどそのころ「大流星群の犯人が、この高校にいるって聞いてね」というイオの言葉に呼応するように、驚愕の人物が大地たちの前に姿を現す。その名は『エウロパ』。かつて星乃の母親を襲撃した因縁の相手だった。そんな中、これまで不穏な動きを見せていた黒井冥子が大地に接触。イオすらも退ける黒井の衝撃の正体とは? 遠い宇宙から届く『暗号文』、謎のオンラインゲーム『GHQ』、そして大流星群の『真犯人』がついに姿を現す――『夢』と『宇宙』がテーマの感動巨編、驚天動地の第四弾!

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • ばたやん@かみがた

    改めてこのシリーズが「夢」を愚直にテーマにしている事を思い知らされた。2巻で伊万里と涼介、3巻で宙海、彼女らに夢に向けての第一歩を記させた大地。本巻では黒井冥子の小説家への夢に向かって尽力するが、そこで出てきたテーマは「人生」と限りなく深く重い。そしてそれは当然の様に大地を第三者の地位に居ることを許さず、星乃との関係を通して彼の人生を直撃する。けっして器用とは言いかねるこの作風。だが、冥子や星乃が口から絞りだされ大地の耳を通して伝えられる、その魂からの叫びは読者の深奥を揺さぶらずにはおれない。 続きを読む…

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  • ami*15

    今回は表紙で既にインパクトを放っている冥子の物語。謎めいた彼女は未来から来た人間であることが判明。冥子が過去をやり直す目的は人気作家に盗作された自分の小説を取り戻すこと。仕事として小説を書くのであれば伽神のような考え方も必要だとは思う。私は冥子のような自分の感情を創作にぶつける人間に惹かれるが、小説家の現実を知ると確かに彼女が言うように夢は憧れの時の方が全然楽しいものなのかなと思いました。個人的に今回は作中の考えにうーん…と感じた部分もあり、正直心に響きにくい内容でした…。紫苑がどう絡んでくるか気になる。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 芳樹

    それぞれの『夢』がテーマの本作品ですが、"ブラックホール"こと黒井冥子の『夢』に焦点を当てることになる今回は、それだけでなく、かつて星乃の母親を襲撃した『エウロパ』の正体が分かったり、イオの役割が明かされたりと情報量が一気に増えて咀嚼するのに相当熱量が必要でした。そして何より今回は、秘められていた今の星乃の『夢』も明らかになるとともに、彼女が壮絶な過去に向き合い乗り越えて大地と前に進むという、物語全体の転換点でもあったかと思います。『大流星群』の犯人らしき人物も仄めかされて、今後物語はどう進むのか…。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    自らのタイムリープを星乃に告白したものの、関係をかえってギクシャクさせてしまう大地。イオの意味深な言葉に呼応するように驚愕の人物が大地たちの前に姿を現す第四弾。かつて星乃の母親を襲撃した因縁の相手『エウロパ』と、どうにも不気味だった黒井冥子の意外な正体。今回のタイムリープを巡るもうひとつのエピソードがなかなか印象的で、一方で物語の本質に関わる謎も徐々に明らかになっていって、紆余曲折あった大地と星乃もようやく一歩前に進めたようですけど、その裏で進行するエピローグがまたどうにも不穏な展開を予感させますね…。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ゆなほし

    シリーズ4作目。小説家になる事が夢のブラックホールこと黒井冥子は、大地に驚愕の事実を打ち明けるが…。大流星群の犯人に近づきつつあり、物語も大詰めを迎えたと思ったが、今巻は冥子のターン。「夢」がテーマのこの物語において、登場人物それぞれが大切な夢を持っているが、彼女の夢は特別だった。冥子がとある人物に向かって激昂するシーンは、言葉の重みと迫力が凄まじく、彼女の人生を思うと涙ぐんでしまう。主軸を冥子に置きつつも、周辺ではエウロパを巡る一連の事件も核心に迫っており、ますます目が離せない。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2019/07/25
  • 定価
    726円(本体660円+税)
  • ISBN
    9784040658605

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