あらすじ紹介
キノとエルメスは誰もいない街を走り――そして、国の南側で、一つのドームを見つけた。「よし、行ってみよう」そのドームへ続く道へとエルメスを傾けた。薄暗いドームの中には、平らな石の床が広がっていた。その上に、無造作に散らばっているのは、多種多様な白い骨。薄暗闇の中で、骨はまるで、ちりばめた宝石のように光っていた。「なるほど……」「一つ謎が解けたね」キノは、滅多に点灯させないエルメスのヘッドライトをつけた。ドームの床を、真っ直ぐな灯りが走った。「いくよ」「あいよ」(「餌の国」)他全11話収録。
みんなからのレビュー
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まりも
57気がつけばキノの旅も20周年。そんなアニバーサリーイヤーにふさわしいシリーズ最新刊。待っていましたよ時雨沢先生。時に現代を皮肉り、時に心に癒しをくれて、時に心を抉りに来る。これを読みたくて1年楽しみに待っているんだよなぁ。去年は無かったけど今年はあって良かった。中でも「仮面の国」と「議論の国」のエッジの効いた感じは非常に良かった。シズと陸の出会いを描いた「届ける話」、師匠と弟子の「取り替える国」、フォトとソウの「来年の予定」もそれぞれ味があって読み応えがあった。キノの旅ってやっぱり良いね。 続きを読む…
ネタバレあり -
sucre
54わー!久しぶりに、待望のキノの新刊が出てるー!ということで、即購入!うんうん、今回もおもしろい話がたくさんで読みごたえ抜群。でも、あとがきを見て、もう20年経ったのかと知ってとても驚いた。20年間もおもしろい物語を生み出し続けているのは本当に尊敬する。そして、描かれている20年後のキノ達を想像して、なんだか不思議な気持ちになった。巻末のイラストも素敵!いちファンとして、ずっとこのシリーズが続いてほしいなと改めて思う。「嘆いてばかりじゃなくて、いつか舞い込む幸運を掴むために、少しずつでも行動を重ねていこう」 続きを読む…
ネタバレあり -
雅
5320周年という事ですがまだまだ色んなことが国があるもんだ。キノだけじゃ無く陸もシズもフォトも、楽しませてくれました。満足 続きを読む…
ネタバレあり -
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
31はー!やっと出たよ22巻!!おめでとう20周年!!発売がわかってからもう、うずうずしっぱなし。本を開いた瞬間、分厚さの上に字が小さいと期待!今回もオールキャラ出演。キノとエルメス、師匠と弟子、シズと陸の出会い、フォトとソウーー。10月発売を楽しみにしてたので、ほぼ9ヶ月待ったんだから!!今回もオールキャラ。果たして師匠と弟子の、さらなる弟子ができるのか…?!個人的にウワァと思ったのは餌の国かな。全くどれもこれもシュールなアイデアがどこから浮かんでくるものなのやら…これからも楽しみにしてます! 続きを読む…
ネタバレあり -
なかひと
3120年後のキノが読めるとは・・・嬉しい! 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/07/10
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784049125207
関連サイト
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公式サイト