
賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 愛弟子サヨナのわくわく冒険ランド
その男、最強にして変態――。弟子サヨナ絶望の日々を描くわくわく冒険譚!
著者:
有象利路
(著者)
/
かれい
(イラスト)
シリーズ:賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求(電撃文庫)
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あらすじ紹介
「ところでコレ、ホントに出版するの?」
編集長の鋭い眼光とその言葉に、担当編集の命は風前の灯火であった。
本作は『賢者にして勇者である最強の称号《賢勇者》を持つ男が、弟子(おっとり巨乳美少女)とともに社会の裏に隠れた悪を断罪する』という“ザ・今時のライトノベル作品”としてスタートした。
だが作家からあがってきた原稿は、全裸のイケメン(賢勇者)をはじめ、筆舌に尽くしがたい変態仲間たちが織りなすナンセンスギャグギガ盛りの――いわば「なぜか堂々としている社会悪」的な何かであったのだ(ついでにヒロインの胸も削られていた)。
「だ、出版(だ)します! 面白いですから!」
超言い訳っぽい担当の言葉は真実か!? ――その答えは、君の目で確かめろ!
みんなからのレビュー
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岡本
109ツイッターのタイムラインで流れてきた著者の宣伝ツイートを見て購入。ツイートに書いてた通りの酷さで読みながら笑いが止まらない。なろうとかのネット小説なら未だしも書籍化する辺りに電撃文庫の意気込みを感じる。続きが読みたい気持ちもあるし、読み切りで纏まってる気持ちもあって複雑。オススメ出来る相手が限られるけどオススメです。 続きを読む…
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スズ
54異世界の知識に造詣が深い賢勇者シコルスキと彼に弟子入りした少女サヨナと、ギリギリどころかブッチギリでアウトな変態達がお送りする下ネタ&パロネタ満載のノンシリアスファンタジー。各方面に喧嘩売りまくりなパロネタがとにかく面白く、変態共だけでなく師匠にもキレッキレのツッコミを放つサヨナに何度も笑わされました。負けたらフランス書院文庫流しの刑のメイド対決や、チート能力でドヤる異世界転生者を底なし沼に叩き込む賢勇者に笑いつつ、人様のおっぱいをヴァストローデだのギリアン等とブリーチネタで弄る変態共にキレるサヨナに爆笑 続きを読む…
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エディ
50★★★★★ 各方面にケンカ売りまくり、下ネタ&パロディ&メタネタてんこ盛り、近年まれに見る問題作(ほめ言葉)。電撃文庫HP・帯・カバー袖の内容紹介、奥付後「電撃文庫DIGEST 6月の新刊」のあらすじ……ここまで内容を書かない(書けない)小説を僕は知らない。刊行を推した担当編集(阿南氏&土屋氏)の覚悟は、津原泰水『ヒッキーヒッキーシェイク』(ハヤカワ文庫)の帯に「この本が売れなかったら私は編集者をやめます」と書いた塩澤編集長を彷彿とさせる(塩澤編集長に謝れ!> 俺)。【ただし、合わない人にはツラい作品】 続きを読む…
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ラノベの王女様
43賢者にして勇者である男が、弟子の少女と様々な相談事を解決する物語。―――人類の言語に、この作品を語る術はない。どこを開いてもエロとパロと、そしてメタ。まともな箇所が一つもないのではと疑いたくなる、ブレーキの壊れたリニアモーターカーで暴走するかのようなテンション。いくら言葉を尽くしても本作の内容を他者に伝えることは非常に困難で、言語の限界を感じさせられたわ。物語の枠を飛び出し、三次元の世界にまで次々と混沌を感染させる様を見ていると、これは現代アートの新しい形なのかもしれないわね。うん、面白かった。 続きを読む…
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トラシショウ。
42「参考文献の意味知ってます?!」「知ってますよ。巻末に沢山あったら何か作品が高尚になった気がするアレでしょう?」「性根の腐りきった偏見・・・!!」。積読消化。とある幻想世界。身寄りのない少女サヨナが弟子入りしたのは、賢者の祖父と勇者の父を持ち、その双方の力を受け継ぐ賢勇者シコルスキ。樹海の奥地で「何でも屋の何でも屋」を営む彼の元には、今日も(頭の)おかしな仕事を頼む(主に性癖か種族的に問題のある)(と言うか問題しかない)依頼人が訪れる。つつがなくヒドい、怖いもの無しな駄文オンパレード(以下コメ欄に余談)。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/06/08
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定価630円+税
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ISBN9784049124569