
あらすじ紹介
“それなら、ぼくが君を殺してあげようか”スプーキーEの死を探る合成人間ポリモーグは、彼の傀儡だった少女・織機綺に出会う。そこに忍びよるのは「イマジネーター」の残響で……死にきれぬ記憶が、街を襲う。
みんなからのレビュー
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眠る山猫屋
57今回は過去編、水乃星透子という(おそらくは)最強の敵の残滓が及ぼしていた影響。またもや、という言い方も出来るが、今回は感触がちょっと違う。ブギーポップがなんだか感傷的なのだ。自動的なのに、自動的だから? まさに思い出の中にしかいない宿敵と、その思い出に生きたがる今回の敵・ディジーミスリジー。〝世界の敵〟という程でもない敵にブギーポップが立ち塞がる不思議。ポリモーグってここからなのか。しっかり凪に借りを作っちゃってるなぁ。 続きを読む…
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ネムコ
39安定のブギーポップ品質。わかったようなわからないような(笑) しかし、後をひくな、水乃星透子。 続きを読む…
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タカギ
26口絵は『ユリイカ』の表紙。最強の人類の敵・イマジネーターの影響がベールのように世界を覆っている。誰の記憶にもないのに。織機綺とスプーキーEの因縁はたぶん他のどの件よりも扱われてきたけど、今回「なぜスプーキーは織機綺に暴力をふるったのか」の理由を織機が考察していて、スプーキーに確認はできないから正しいかどうかはともかく、私にとっては腑に落ちた。何にでも理由があったほうが安心できる。 続きを読む…
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神太郎
17VSイマジネーターの裏で起こっていた事件。実はVSイマジネーター自体がもうひとつの事件に引っ張られていたというのはなかなか面白い切り口。過去作に違和感なく話を直結させるのは流石という感じ。またVSイマジネーターではあまり語られなかった彼女と霧間凪の関係性も提示されておりこれも新鮮。やはり彼女は頭一つ飛び抜けていたようだし、まだまだ影響があちこちにありそうな雰囲気。事件は解決したもののどこかもやもやとしたものが残る。見事に今回の作風にハマってしまったようである。 続きを読む…
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どんぐり
16昂りました。ブギーポップシリーズはもちろん、上遠野作品群の中でも最も好きな彼女が再び降臨!最高にしてブギーポップが殺せなかった唯一の世界の敵、水乃星透子。姿こそあまり登場しませんでしたが、やはり存在感が上遠野作品では特別です物語自体はVSイマジネーター後日談ですが、内容はオールドファンを喜ばせる一品です。紙木城直子まで。ちょっとたまりませんね、このキャスティングは。 虚空牙に相対し、相克渦動励振原理を人類に伝えたかもしれない死を越えた高みで、結局ブギーポップとは異なる次元で戦っていた彼女と、 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/05/10
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784049123234
関連サイト
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公式サイト