あらすじ紹介
「あなたを助けられてよかった。だって、だってわたし……」
帝国の侵略で滅亡寸前の小国クーファ。若き騎士ラシードは、王国が滅亡する度に時間が巻き戻る不思議な体験を繰り返していた。名門の出自ながら、“臆病者の”ラシードと呼ばれていた彼は、幾多の戦乱を経験する内に最強の力を得、クーファ救国の道筋を探っていた。巻き戻る度に共に戦い、彼を信頼する幼馴染の女騎士パルミラにいつしか心惹かれるが、彼女は最後に必ずラシードを庇って死んでしまう。パルミラを守るためラシードは恋心を封じようとするが!? 孤独な黒騎士と彼を救うべく剣を振るう女騎士の胸焦がすファンタジー戦記、堂々開幕!
みんなからのレビュー
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よっち
29帝国の侵略で滅亡寸前の小国クーファ。密かに王国が滅亡する度に時間が巻き戻る不思議な体験を繰り返し、救国の道筋を探っていた孤独な若き黒騎士ラシードと、彼を救うべく剣を振るう女騎士パルミラのファンタジー戦記。あらゆる方策を試して何度も失敗し、幾多の戦乱を経験して最強の力と最善の方策を見出したラシード。孤独な戦いを乗り越えてきた彼の苦悩と、突き放されても共に向き合おうとするパルミラが一緒に打開して乗り越えてゆく展開が良かったですね。物語としてひとつの転機を迎えたここからが様々な意味で本当の勝負な新シリーズです。 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
24作者買いだったんだけど、評価は下げざるを得ない。あらすじの通りの展開なんだけど、ヒロインはじめ味方勢に真実を告げて反転攻勢に出るのがラスト1/4からって遅すぎる。鬱々とした展開を3/4読まされるストレスは致命的。ラスト1/4は及第点だよ。でもトータル評価として“面白かったか”と言われると…。後輩騎士たちのキャラで鬱々さの軽減を図ったのかもしれないが、はっきり言って逆効果。軽いだけで浮いてる。“史実を元にしたフィクション”の『緋色の玉座』はちゃんと面白かったから、単純に構成の失敗だろうな。2巻どうなるやら。 続きを読む…
ネタバレあり -
しぇん
18All You Need Is Killのファンタジー版のようなかんじですかね。強制的にリセットされながら王国の存続を目指す話。しに戻りの呪いは本当に終わったのか?ここから逆転は本当に可能なのか?は気になります。 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
17★★★★★試し読み以降も読了。面白かった。ループの原因の排除は無事(?)できたようだが、状況としては予断が許されないので、切り札を失ったままでどう対処するのだろうか。次巻も楽しみ。ただ、あらすじのネタバレがひっどいのでそこだけ解せない。 続きを読む…
ネタバレあり -
た〜
17「こんどこそ最後」の話。一応これはループ系タイムトラベルに分類して良いのかな?意気地なしだったはずの主人公が繰り返す歴史で経験を積んで無双の強さと攻略に必要な情報を入手。めでたしめでたし、と思ったら終わってないの???そういえば「復讐の聖女」も終わって無さそうなラストから放置だよなー・・・ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/05/01
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784041082638
関連サイト
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公式サイト
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
そんな最強騎士ラシードには秘密があるッス。彼は、滅ぶ自国を救わないと、戦争をループし続けるんス!
タイトルにある千億亡国ってつまり……ひえぇ。
ラシードが提案する作戦はムチャに見えても実はループを繰り返した末に見出した成功率100%の手法で、それをそのまま実行できるかどうかは周囲の人たちがラシードを信じるかどうかにかかっていてヤキモキするッス……でも、作戦が成功したときは爽快で気持ちいいッスよ!
エナミカツミさんの描く、美しいイラストにも注目ッス!
国を救わない限りループする主人公ラシードと、何度ループしても彼に恋をする幼なじみの女騎士パルミラ。もう、この関係だけで素敵だよね!
だけどラシードはパルミラに辛く当たっちゃうの。それはループを重ねた彼が、苦渋の決断で選んだ道だから……。抱えていた苦悩を語るラシードや、混乱して悲しむパルミラは、見ているだけで胸が苦しくなっちゃったな。
二人とも幸せになってほしい! 運命に負けないで!