あらすじ紹介
神の如き力を持つ魔王グウェイン。誰にも討伐されず退屈していた彼は、自ら勇者学校を建てて勇者の成長を数千年待ったが――数千年後の世界は魔法が劣化し勇者も弱体化していて!?
弱くなった勇者達はグウェイン=魔王が教師になっても誰も気づかないどころか、圧倒的力量差を見抜けず逆に見下す始末。それでも、自分を慕う健気な落ちこぼれ勇者アトリアを魔法やスキルの秘奥に及ぶ規格外な授業で急成長させていく。しかし、アトリアや『魔王』を認めない他の勇者達が卑劣な罠を仕掛けてきて――「"教えて"やろう、魔王の恐怖をな」最強魔王教師は腐った勇者に天罰を下す!! 異世界痛快ファンタジー、開幕!!
みんなからのレビュー
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まっさん
20★★★ 個人的に割と満足出来る内容だった。イメージとしては電撃文庫から出版されている魔王学院の不適合者をかなり緩くしてコメディ要素を増やした感じ。特にレイの九割ボケに振っているキャラクター性がかなりツボに入った笑ただ戦闘シーンが少し物足りなく感じるのと冒険者側にヘイトを集めた割にはざまぁ展開がかなり呆気ない展開に終わったことに対して若干モヤモヤが残ったままなのが残念。 続きを読む…
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ラノベの王女様
14長きに渡り強者との戦いを待ち望んだ魔王が、平和過ぎるゆるふわ世界で勇者学校の教師となって、未来の好敵手を育成する物語。―――指導せよ、温室育ちの者どもを。ぬるま湯に浸かりまくった環境で繰り広げられる会話劇と、極限までにコメディへと振りまくった設定の数々。舞台が異世界に移っても、この作者が提供してくれる安心感は健在よ。そこにファンタジーならではの剣と魔法のバトルが加わることで、前作とは一味違った読後感が生まれてるわ。最強の魔王は最強の勇者を育て上げ、いつか心の満たされる日がやって来るのか。次巻も楽しみだわ。 続きを読む…
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真白優樹
9強すぎて退屈な魔王が、平和で堕落した世界で勇者を育てる物語。―――牙を抜かれた世界へぶつける、喝と否を込めた指導の大風。 敵も世界も平和ボケ。平和が招くは安穏、そして堕落。 魔王がほのぼのとゆるゆるに喝を叩きつけ、容赦なく真の強さを刻み込む。 昨今の一部の風潮に乗りつつも指導の嵐を吹き荒れさせる、裏打ちされた安心感の中に心を目覚めさせる熱さのある物語であり、笑いと燃えが同時に楽しめる、秘められたすべての要素は噛み合い、相乗効果で面白さを跳ね上げている物語である。魔王の次の指導とは。 次巻も楽しみである。 続きを読む…
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nawade
9★★★☆☆ 最強の魔王が弱体化した勇者にしびれを切らし、自ら勇者学校の教師になるコメディファンタジー。弱体化したのは勇者だけでなく世界!ゆるふわ化した人やダンジョンに魔王だけではなく自分も唖然。純然たるハイファンタジーであったはずの世界観が、ほのぼの系ターン制RPGになっていた!?これは最強の魔王であろうと自分に匹敵する勇者を育て上げるのは至難の技では? というか、勇者学校まで作りながらレイは何をしていたのか?とりあえず最弱だが挫けぬ心を持つ勇者候補を影の強者が育成する王道として楽しめる。 続きを読む…
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リク@ぼっち党員
6魔王なき世界でゆるふわとなった勇者を鍛え直すため魔王が教師に。ダンジョンゲームのターン制はゆるふわの結果だったのか…。コメディとファンタジーの割合が上手くつくられていたと思う。加えて、教師ものらしく勇者の成長というところに主題を置いていて、必要以上に魔王が戦わないところが良かった。それでいて魔王の風格はしっかり出てる。ヒロインもそれぞれキャラが立っていた。このゆるふわな世界においても勇ましい心を忘れていないアトリアの真っ直ぐさが、成長物語との親和性が高い。個人的には愛情に頭がぶっ飛んでるレイが好き。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/03/01
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784041079720
関連サイト
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公式サイト
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
平和すぎて魔王城は観光スポット化し、ダンジョンのボスモンスターは全長30センチに弱体化、迷宮を探索すればログインポイントがもらえてアイテムと交換できるって、えぇぇぇ!?
なんてやさしい世界ッスか。
でもそこはやはり魔王、勇者という好敵手が欲しいなら、育てればいいと気づくッス!
うまくいくッスか魔王!? ゆるふわ世界への魔王のツッコミが楽しい作品ッスよ!
まず、レイちゃん!
魔王の側近で魔剣に変身できるスゴイ力があるのに、隙あらば魔王の顔をペロペロ唾液まみれにしようとする変態です!
次に、タマモちゃん!
可愛い狐の獣人で巫女というナイスな属性があるのに、下僕を自称して自分の体を机や椅子にする変態です!
ただ、2人ともシリアスな展開ではちゃんと活躍するところが憎めないんですよねー。
愛すべき変態である2人の奇行と活躍は読んでて楽しいですよ!