あらすじ紹介
――1939年。正体不明の敵「ネウロイ」による北欧侵攻に際し、各国よりウィッチと呼称される魔女達の派遣が決定される。 扶桑海事変で活躍し、国民的英雄となった穴拭智子は激戦区カールスラントでの活躍を夢見て胸を躍らせるのだが、彼女の派遣先は最前線から遠く離れた辺境の国スオムスであった。「・・・・・・くっ、見てらっしゃい。目にもの見せてやるんだから!」傷心の智子は軍部を見返してやろうと一人奮起するが、左遷先であるこの地に集められた魔女は各国のはみ出し者ばかり。 "やる気"なし、"能力"なし、"根性"なし。「いらん子」と呼ばれた乙女達の世界を守る戦いが、いま始まる――。
みんなのデータ
-
0評価する
-
2読みたい
みんなからのレビュー
-
ナギ
10ヤマグチノボル先生が手掛けていた作品でしたが、お亡くなりになられてから止まっていた企画です。現状のアニメ版設定に準拠し、加筆修正されたリブート版になります。私としてはフィンランド大好き人間なのでいらん子中隊には頑張って欲しいところです。サイレントウィッチーズ結成まで駆け抜けろ! 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
7かつてかのヤマグチノボル先生が手掛け、そしてこの世界に遺された物語を、現行の世界に合わせ再構成したこの物語。戦場となるのは極寒の僻地、共に戦う仲間ははぐれ者の異端児ばかり。そんな八方塞がりな中、戦果を焦る少女が戦火へとのめり込み、その中で大切なものに気づいていく物語であり、いらん子と呼ばれながらも、それぞれの絶対的な個性を武器に戦う少女達の魂の輝きが眩しい物語である。絶対的な窮地を覆し、いらん子中隊ここにありと示した少女達。始まる戦火の中、彼女達の戦いは何に繋がるのか。 次巻も早く読みたいものである。 続きを読む…
ネタバレあり -
am Frosch!
3各国から集まった女性だけのパイロットチームの話ってアニメSHIROBAKOの劇中作「第三飛行少女隊」みたいだなぁと。ビューリングが撃墜されてからチームが結束してって出来過ぎてはいるけど感動した。本作は10年前の原案者のアイデアのリメイクとのことだが良作が引き継がれていくことにも感動した。 続きを読む…
ネタバレあり -
かみかみ
3故ヤマグチノボル氏の遺志を引き継ぐ形で築地俊彦氏がリメイクした「いらん子中退」。方向性はほぼ同じだが、大幅に加筆修正されており、良くも悪くも尖っていた原典より読みやすくなっている。厭世的な皮肉屋のビューリング少尉の抱えている重荷と、ふとしたところで見せた智子への気遣いが印象的。 続きを読む…
ネタバレあり -
辺野錠
2確かにヤマグチ先生版は絶筆になっていてどうするんだとは思っていたがリブートとは大胆な真似をすると思った。原典は初期作品故に現行の設定と齟齬があったからそう言う意味でもリブートは必要だったか。黒いネウロイは歴史的にこの作品で初めて現れたというのは驚いた。ヤマグチ先生版3巻の先はどうなるのかが気になるが最終的にはブレイブウィッチーズ前日譚に出て来た新生いらん子中隊に繋がるのかしら。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2018/10/01
-
定価704円(本体640円+税)
-
ISBN9784041072486
関連サイト
-
公式サイト