あらすじ紹介
卒業も近づく高校3年生の冬。年末年始のイベントに浮き立つ世間をよそに、小熊はひとり、冬休みを迎えようとしていた。「やっぱり、私にはカブしか無いのかもしれない」そんな折、小熊をヘッドハンティングしたいというバイク便会社の社長・浮谷が現れ、新たなバイトを始めることに。敏腕経営者とは思えない、どこか子どもっぽい浮谷。個性の違う同僚ライダーたち。大晦日の夜に出くわした、幽霊のような少女・史。馴染みのバイク解体屋で起こる、予想外のメロドラマ──両親も友達も趣味も、何も無かった。そんな小熊にカブがもたらした、人とのつながり。
みんなからのレビュー
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カメ吉
69シリーズ4作目。だんだんスーパーなカブ乗りに進化していく小熊。卒業まで残り僅かとなり新たにバイク便のバイトを始めさらなる出会いが。社長の浮谷との縁は小熊の社会性を高める出会いになった。そして慧海の同級生の史(ふみ)と幽霊のような女のコと出会い。彼女の家にあったモトラという原付を礼子と二人で再生。二人の整備技量がスゴ過ぎる。そしてバイクを通じて史にも生気が出てきて再生します。そして圧巻は地震で孤立した浮谷社長の親友がいる集落へ礼子と小熊が物資を届けに道なき道を行きます。孤立集落を救った女子高生2人。感動的! 続きを読む…
ネタバレあり -
佐島楓
67高校生活最後の冬休みを、小熊はバイク便のアルバイトともうひとりの友人(?)のために捧げる。カブが小熊の生活圏を大きく広げていってくれているのがよくわかって、安定感と安心感が増していく。それもいま彼女が、高校生という身分に守られているという面はあるだろう。クールでドライすぎる小熊のことを放っておけない椎のような友達の気持ちもなんとなくわかる気がする。 続きを読む…
ネタバレあり -
ヒロロシ33
64今回はバイク便社長の浮谷さんと幽霊のような少女史が出てきて、面白かった。 人との繋がり大事だね。 最後少し感動 五冊目を先に読んでしまったけど、四冊目も面白かった🎵 もうすぐ六冊目出るみたいなので楽しみです 続きを読む…
ネタバレあり -
南北
56小熊の人間関係がさらに広がっていく話。冬休みにバイク便のバイトを始める小熊だが、社長の浮谷が小熊よりも子供っぽいところがあって微笑ましい。最後は浮谷から助けを求められた小熊が礼子とともにバイクで被災地に救援物資を届けに行く。三学期が始まっているのに学校より救援を優先するところがいい。こういうときは小回りのきくバイクは強力なツールだと実感した。最後のパーティでは「ないないの女の子」だった小熊にずいぶん知り合いが増えたものだと感慨深かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
ひさか
522018年12月角川スニーカー文庫刊。VTR、フュージョン、モトラ、マクラーレンF1の車載工具、と素敵なネタが多く楽しめた。小熊と礼子が、長野に行くくだりが、誇らしくて、熱くなりました。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/12/01
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784041070819
関連サイト
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公式サイト